スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB/シングルサーバが使用するメモリ所要量は,次の表に示すすべての項目を加算した値です。
なお,OSのオペレーティングシステムパラメタのshmmax(Solaris版の場合はshmsys:shminfo_shmmax,Linux版の場合はSHMMAX)の指定値については,「21.OSのオペレーティングシステムパラメタの見積もり」を参照してください。
表16-2 HiRDB/シングルサーバが使用するメモリ所要量
項目 | メモリ所要量(単位:キロバイト) | ||
---|---|---|---|
プロセス固有領域 | ユニットコントローラ全プロセスが使用するプロセス固有領域 | ●32ビットモードの場合 E+↑{(64+48×(u+1))×(pd_max_server_processの値−b−3)+w}÷1024↑+R ●64ビットモードの場合 E+↑{(64+64×(u+1))×(pd_max_server_processの値−b−3)+w}÷1024↑+R ●プラグインを使用する場合,加算します。 +1400 ●非同期READ機能を使用する場合,加算します。 +r ●リアルタイムSANレプリケーションを使用する場合,加算します。 +↑425×(2×b+7)÷1024↑ ●pd_process_terminatorオペランドにfixedを指定した場合,加算します。 +F×(pd_process_terminator_maxの値−1) ●インメモリデータ処理を行う場合,加算します。 +↑{K×(pd_max_usersの値×2 + 7)}÷1024↑ ●通信トレース格納最大数を変更する場合,加算します。 + ↑M÷1024↑ |
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シングルサーバプロセスが使用するプロセス固有領域※1 | pd_work_buff_mode= each指定時 |
●32ビットモードの場合 {G+g+(a+9)×c+h+i+m+p+q+s}×(b+3)+↑(64+48×(b+1))÷1024↑×(v+3)+J ●64ビットモードの場合 {G+g+(a+9)×c+h+i+m+p+q+s}×(b+3)+↑(64+64×(b+1))÷1024↑×(v+3)+J ●インメモリデータ処理を行う場合,加算します。 +↑{K×(pd_max_usersの値+3)}÷1024↑ ●通信トレース格納最大数を変更する場合,加算します。 +↑P÷1024↑ |
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pd_work_buff_mode= pool指定又は省略時 |
●32ビットモードの場合 (G+g+a+9+↑a÷128×0.1↑+11+h+i+m+p+q+s)×(b+3)+n+↑(64+48×(b+1))÷1024↑×(v+3)+J ●64ビットモードの場合 (G+g+a+9+↑a÷128×0.1↑+15+h+i+p+q+s)×(b+3)+n+↑(64+64×(b+1))÷1024↑×(v+3)+J ●インメモリデータ処理を行う場合,加算します。 +↑{K×(pd_max_usersの値+3)}÷1024↑ ●通信トレース格納最大数を変更する場合,加算します。 +↑P÷1024↑ |
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共用メモリ | ユニットコントローラ用共用メモリ中,ユニットコントローラが使用する領域 | ↑d÷1024↑ | |
ユニットコントローラ用共用メモリ中,シングルサーバが使用する領域 | e | ||
グローバルバッファ用共用メモリ | f | ||
インメモリデータ処理用共用メモリ | L | ||
ユティリティ用共用メモリ | t | ||
セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリ | ●システムによる自動計算の場合 ↑0.3+MAX{(H+100),(H×1.2)}×0.25↑ ●ユーザ指定値(pd_audit_def_buffer_sizeオペランドを指定)にする場合 pd_audit_def_buffer_sizeの指定値 |
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プロセス間メモリ通信用共用メモリ※2 | j×k |
(90+ 90 Σ RDエリア用HiRDBファイルシステム領域管理用メモリ) i=1 ×pd_max_ard_processの値 |
{(ファイル数※1+増分数※2)÷64}×1.5※3 |
347+作業表用HiRDBファイルシステム領域管理用メモリ+ システムログ用HiRDBファイルシステム領域管理用メモリ+ 90 ΣRDエリア用HiRDBファイルシステム領域管理用メモリ i=1 |
{(ファイル数※1+増分数※2)÷64}×1.5※3 |
A+B ●pd_dbsync_pointオペランドにcommitを指定している場合,加算します。 +112×((pd_max_usersの値+pd_max_reflect_process_countの値)×2+7) ●pd_inner_replica_controlオペランドに1以上を指定している場合,加算します。 +C ●キャラクタ型スペシャルファイル上に作成されたRDエリアを格納したHiRDBファイルシステム領域数が1001以上の場合に加算します。 +D |
変数 | 値 |
---|---|
A | ●32ビットモードの場合 246762+4×pd_max_rdarea_noの値 +{48×(pd_max_rdarea_noの値+表数)+304}×((pd_max_usersの値+pd_max_reflect_process_countの値)×2+7) ●64ビットモードの場合 305274+8×pd_max_rdarea_noの値 +{64×(pd_max_rdarea_noの値+表数)+512}×((pd_max_usersの値+pd_max_reflect_process_countの値)×2+7) 表数:62+MAX{pd_max_access_tablesの値,500} |
B | b1×X+b2×Y b1:サーバ用ステータスファイルのレコード長<4096の場合 MAX((↓(3400÷((↓((レコード長−40)−308)÷20↓) +(↓(レコード長−40)÷20↓)×(MAX(↓4096÷レコード長↓,2)−1)) +0.7)↓),1)×MAX(↓4096÷レコード長↓,2)×(レコード長−40) 4096≦サーバ用ステータスファイルのレコード長<12288の場合 MAX(↓(3400÷(↓(((レコード長−40)−308)÷20)↓)+0.7)↓,1) ×(レコード長−40) 12288≦サーバ用ステータスファイルのレコード長の場合 MAX(↓(3400÷(↓(((レコード長−40)−836)÷20)↓)+0.7)↓,1) ×(レコード長−40) X:RDエリア数≦3400の場合:1 3401≦RDエリア数≦6800の場合:2 6801≦RDエリア数の場合:3 b2:サーバ用ステータスファイルのレコード長<4096の場合 (↓(5662310÷((↓((レコード長−40)−308)÷20↓) +(↓(レコード長−40)÷20↓)×(MAX(↓4096÷レコード長↓,2)−1)) +0.7)↓)×MAX(↓4096÷レコード長↓,2)×(レコード長−40) 4096≦サーバ用ステータスファイルのレコード長<12288の場合 ↓(5662310÷(↓(((レコード長−40)−308)÷20)↓)+0.7)↓ ×(レコード長−40) 12288≦サーバ用ステータスファイルのレコード長の場合 ↓(5662310÷(↓(((レコード長−40)−836)÷20)↓)+0.7)↓ ×(レコード長−40) Y:RDエリア数≦10200の場合:0 10201≦RDエリア数≦5672510の場合:1 5672511≦RDエリア数≦11334820の場合:2 11334821≦RDエリア数の場合:3 |
C | ●32ビットモードの場合 (48×pd_inner_replica_controlの値+80)×((pd_max_usersの値+pd_max_reflect_process_countの値)×2+7) ●64ビットモードの場合 (64×pd_inner_replica_controlの値+160)×((pd_max_usersの値+pd_max_reflect_process_countの値)×2+7) |
D | ●32ビットモードの場合 12012×(↑(キャラクタ型スペシャルファイル上に作成されたRDエリアを格納したHiRDBファイルシステム領域数−1000)÷1000↑) ●64ビットモードの場合 16016×(↑(キャラクタ型スペシャルファイル上に作成されたRDエリアを格納したHiRDBファイルシステム領域数−1000)÷1000↑) |
OS | Eの値 | Fの値 | Gの値 |
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HP-UX(32ビットモード) | 90,500 | 2,800 | 5,600 |
HP-UX(32ビットモードのPOSIXライブラリ版) | 130,000 | 2,800 | 4,900 |
HP-UX(64ビットモード) | 92,100 | 2,900 | 6,600 |
HP-UX (IPF) | 175,500 | 2,600 | 7,600 |
AIX(32ビットモード) | 75,400 | 2,100 | 5,800 |
AIX(32ビットモードのPOSIXライブラリ版) | 138,200 | 4,900 | 8,500 |
AIX(64ビットモード) | 129,000 | 5,900 | 12,300 |
Solaris(32ビットモード) | 79,500 | 1,400 | 3,600 |
Solaris(32ビットモードのPOSIXライブラリ版) | 125,100 | 1,700 | 3,300 |
Solaris(64ビットモード) | 96,900 | 2,300 | 4,900 |
Linux(32ビットモード) | 79,700 | 1,700 | 3,700 |
Linux (IPF) | 156,700 | 2,900 | 5,300 |
Linux (EM64T) | 132,900 | 6,700 | 10,800 |
表16-3 SQL文ごとの作業表数の求め方
SQL文 | 作業表数の求め方 |
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SELECT文 INSERT文(問合せ指定の場合) |
1.〜8. の指定がない場合:0 1.〜8. の指定がある場合:該当する作業表数をすべて加算した値
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UPDATE文 DELETE文 |
探索条件中のインデクスを定義した列数+1 |
DROP SCHEMA文 DROP TABLE文 DROP INDEX文 CREATE INDEX文 REVOKE文でアクセス権限を取り消す場合 |
2 |
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