スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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6.3 プラグインの削除

ここでは,HiRDBに登録されたプラグインを削除する方法と手順について説明します。なお,プラグインの削除とは,次に示す内容を削除することです。

ただし,プラグインファイルセットを含むプラグイン提供のファイルは削除しません。プラグインを削除する手順を次に示します。

<この節の構成>
(1) プラグインが提供する機能を使用したデータベース資源の削除
(2) 登録したプラグインの削除
(3) レジストリの削除
(4) HiRDBの終了
(5) システム共通定義の変更
(6) プラグインのアンセットアップ
(7) プラグインのアンインストール

(1) プラグインが提供する機能を使用したデータベース資源の削除

プラグインを削除する前に,次に示すデータベース資源を削除する必要があります。これらを削除するために発行するSQL文を次の表に示します。

注※ プラグインが提供するデータ型を削除してはいけません。

(2) 登録したプラグインの削除

削除する個々のプラグインについて次に示すコマンドを実行します。

pdplgrgst -d プラグイン定義ファイル名 PICファイル名

注意事項
  1. データ型プラグインを削除する場合で,そのデータ型のインデクス機能を提供するインデクス型プラグインも登録されているときは,インデクス型プラグインを先に削除する必要があります。
  2. プラグインの所有者がMASTER以外の場合,プラグインを削除するときに次に示すことに注意してください。
  • プラグインの削除はプラグインの所有者だけができます。クライアント環境定義のPDUSERオペランドにプラグインの所有者の認可識別子とパスワードを指定してください。そして,pdplgrgstコマンドを実行するときに-uオプションを指定してください。
  • HiRDB Version 5.0(HiRDB Object Option付)01-00で登録したプラグインの所有者はMASTERではありません。したがって,前記の作業が必要になります。
  • プラグイン所有者のスキーマを削除した場合,プラグインも同時に削除されます。プラグインが削除された後の処理については,(3)以降を参照してください。

(3) レジストリの削除

レジストリに登録した情報を削除する方法については,各プラグインで提供しているマニュアルを参照してください。

(4) HiRDBの終了

pdstopコマンドでHiRDBを正常終了させます。

(5) システム共通定義の変更

HiRDBが正常終了したら,システム共通定義からpdpluginオペランドを削除します。

(6) プラグインのアンセットアップ

セットアップ済みのプラグインをpdplgset -dコマンドで,アンセットアップします。必要なファイルがある場合,このコマンドを実行する前に退避しておく必要があります。ただし,confディレクトリ以下は削除されません。HiRDBがセットアップされたすべてのユニットでプラグインをアンセットアップしてください。

(7) プラグインのアンインストール

プラグインをサーバマシンからアンインストールします。アンインストール方法については,該当するプラグインでの手順に従ってください。