スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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3.6.1 メニュー一覧

カスタムセットアップで詳細定義する場合,[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウで指定します。また,ウィザードセットアップで環境設定をした後に,[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウで,より詳細に環境設定を行うこともできます。ウィザードセットアップについては,「3.4 ウィザードセットアップ」を参照してください。

[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウを次の図に示します。また,このウィンドウのメニュー一覧を表3-2に示します。

図3-9 [HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウ

[図データ]

表3-2 [HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウのメニュー一覧

メニュー ドロップダウンメニュー 説明
ファイル(F) システム定義の更新(U)... HiRDBのシステム定義を更新します。定義更新時だけ選択できます。
システム定義のチェックで問題ない場合だけ更新できます。チェックで問題がある場合は選択できません。
システム定義のチェック(C)... システム定義の内容をチェックします(pdconfchkコマンドの実行)。
システム定義のチェック結果(R)... 前回のシステム定義のチェック結果を表示します。システム定義が一度もチェックされていない場合は選択できません。
詳細定義情報の読み込み(L) ローカルディスク上に単一ファイル形式,又はディレクトリ構造形式で保存した詳細定義情報を読み込みます。定義更新時は選択できません。
詳細定義情報の上書き保存(S)※9 詳細定義情報を上書き保存します。一度も詳細定義情報の保存をしていない場合は,名前を付けて保存します。システム定義のチェックで問題ない場合だけ保存できます。チェックで問題がある場合,及び定義更新時は選択できません。
詳細定義情報の保存(A)※9 ローカルディスク上に,詳細定義情報を名前を付けて保存します。システム定義のチェックで問題ない場合だけ保存できます。チェックで問題がある場合,及び定義更新時は選択できません。
終了(X) 詳細定義を終了します。
編集(E) 追加(A)※1 マシン(M)※2 システム構成ツリービューにサーバマシンを追加します(「3.10(1)サーバマシンを追加します」参照)。マシンを追加すると,ユニット制御情報定義,サーバ共通定義,及びバックエンドサーバ定義も追加されます。
ユニット(U)※3 システム構成ツリービューにユニット制御情報定義を追加します。ユニットを追加すると,サーバ共通定義及びバックエンドサーバ定義も追加されます。
サーバ共通定義(C)※4 システム構成ツリービューにサーバ共通定義を追加します。
ディクショナリサーバ(D)※4 システム構成ツリービューにディクショナリサーバ定義を追加します。
フロントエンドサーバ(F)※4 システム構成ツリービューにフロントエンドサーバ定義を追加します。
バックエンドサーバ(B)※4 システム構成ツリービューにバックエンドサーバ定義を追加します。
オペランド(O)... [追加オペランド選択]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(6)(a)オペランド又はオプションフラグの追加」参照)。
オプションフラグ(P)...※5 [追加オプションフラグ選択]ダイアログボックスを表示します「3.6.2(6)(a)オペランド又はオプションフラグの追加」参照)。
編集(E)※6 HiRDBファイルシステム領域(H)...※4 [HiRDBファイルシステム領域編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(4)(a)HiRDBファイルシステム領域を編集します」参照)。
RDエリア(R)...※4 [RDエリア編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(4)(b)RDエリアを編集します」参照)。
ステータスファイル(S)...※4,※7 [ステータスファイル編集]ダイアログボックスを表示します(ユニット用ステータスファイルの場合は「3.6.2(4)(d)ユニット用ステータスファイルを編集します」参照,サーバ用ステータスファイルの場合は「3.6.2(5)(a)サーバ用ステータスファイルを編集します」参照)。
システムログファイル(L)...※7 [システムログファイル編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(5)(b)システムログファイル及びシンクポイントダンプファイルを編集します」参照)。
シンクポイントダンプファイル(D)...※7 [システムログファイル編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(5)(b)システムログファイル及びシンクポイントダンプファイルを編集します」参照)。
グローバルバッファ(G)...※2 [グローバルバッファ編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(7)グローバルバッファを定義します」参照)。
マシン情報(M)...※3 [マシン情報編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(3)(a)マシン情報の編集」参照)。
系切り替え機能の設定(A)...※2 [系切り替え機能の設定]ダイアログボックスを表示します(「3.11 系切り替え機能の設定」参照)。
サーバ名(N)...※7 [サーバ名設定]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(3)(b)サーバ名の設定」参照)。
オペランド(O)... オペランドの形式に応じた[オペランド値編集]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(6)(b)オペランド値の編集」参照)。
削除(D) 選択した項目を削除します。
コピー(C) 選択した項目をコピーしてバッファに保存します。
貼り付け(P) バッファにコピーした内容を貼り付けます。
表示(V) ツールバー(T) ツールバーの表示,又は非表示を指定します。
ステータスバー(S) ステータスバーの表示,又は非表示を指定します。
リソース(R)※8 リソース所要量の計算(C) [リソース所要量結果]ダイアログボックスを表示します(「3.6.2(9)リソース所要量を確認します」参照)。
ヘルプ(H) バージョン情報(A)... [バージョン情報]ダイアログボックスを表示します。

注※1
HiRDB/シングルサーバの環境設定時,及び定義更新時は[オペランド]以外は選択できません。

注※2
システム構成ツリービューで[システム共通定義]を選択している場合にだけ,選択できます。

注※3
システム構成ツリービューで[マシン情報]を選択している場合にだけ,選択できます。

注※4
システム構成ツリービューで[ユニット制御情報定義]を選択している場合にだけ,選択できます。

注※5
オペランド情報リストビューでコマンド形式オペランドを選択している場合にだけ,選択できます。

注※6
定義更新時は[系切り替え機能の設定]及び[オペランド]以外は選択できません。

注※7
システム構成ツリービューで各サーバ([サーバ共通定義]を除く)を選択している場合にだけ,選択できます。

注※8
簡易セットアップツールで環境設定していない環境で定義更新をした場合,リソース所要量の計算に必要なファイルがないため,選択できません。

注※9
詳細定義情報は単一ファイル形式,又はディレクトリ構造形式でローカルディスク上に保存します。このとき,ホスト名やパス名を変数に置き換えて保存します。読み込み時は,それらの変数を実際のホスト名やパス名に置き換えて読み込みます。保存時,及び読み込み時に置き換える変数名を次に示します。
変数名 保存時 読み込み時
?MASTDIR? マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名がRDエリア格納先ディレクトリで始まっている場合に置き換えます。 [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウから読み込んだ場合:[HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで設定したセットアップディレクトリと,読み込みファイル内のマスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名を連結した値に置き換えます。
[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウからから読み込んだ場合:RDエリア格納先ディレクトリと,読み込む定義ファイル内のマスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名を連結した値に置き換えます。
?HOST? [マシン情報編集]ウィンドウの[ホスト名]に指定した文字列を変数に置き換えます。 [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで設定したホスト名に置き換えます。
HiRDB/パラレルサーバで複数のサーバマシンを指定した場合は,保存時に設定したホスト名に置き換えます。それ以外のホスト名はHOST1,HOST2,のように仮のホスト名に置き換えます。仮のホスト名については,詳細定義情報を読み込んだ後で[マシン情報編集]ウィンドウの[ホスト名],[HiRDB運用ディレクトリ],[システムファイル格納先],及び[RDエリア格納先]を設定し直してください。
?HIDIR? [マシン情報編集]の[HiRDB運用ディレクトリ]に指定した文字列を変数に置き換えます。 [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで設定した運用ディレクトリに置き換えます。
?RDDIR? [マシン情報編集]の[システムファイル格納先]に指定した文字列を変数に置き換えます。 [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウから読み込んだ場合:開始ウィンドウで設定したセットアップディレクトリに置き換えます。
[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウから読み込んだ場合:RDエリア格納先ディレクトリに置き換えます。
?SYSDIRA? [マシン情報編集]の[RDエリア格納先]に指定した文字列を変数に置き換えます。 [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウから読み込んだ場合:開始ウィンドウで設定したセットアップディレクトリに置き換えます。
[HiRDBセットアップツール−詳細定義(セットアップ)]ウィンドウから読み込んだ場合:システムファイル格納先ディレクトリに置き換えます。
?SYSDIRB? 置き換えません。 置き換えません。