スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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2.3.4 環境変数の設定

<この項の構成>
(1) HiRDB管理者が設定する必要がある環境変数
(2) UAPを実行するユーザが設定する必要がある環境変数
(3) 表やインデクスを定義するユーザが設定する必要がある環境変数

(1) HiRDB管理者が設定する必要がある環境変数

HiRDB管理者の環境に,次の表に示す環境変数を設定してください。

環境変数は,各サーバマシンのログインシェルに合わせて次のファイルに設定してください。

注※1
PDDIRの絶対パス名の長さは,次に示すバイト以内で設定してください。
  • HP-UX,Solaris,AIXの場合は,128バイト
  • Linuxの場合は,118バイト

注※2
PDCONFPATHの絶対パス名の長さは,213バイト以内で設定してください。

注※3
Solaris版及びLinux版の場合はLD_LIBRARY_PATHに,AIX版の場合はLIBPATHになります。

LANG環境変数,及びPDLANG環境変数の設定については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

備考
pd_tmp_directoryオペランドを指定している場合は,環境変数TMPDIRを指定する必要はありません。
pd_tmp_directoryオペランドを指定していない場合は,TMPDIRを省略すると,HiRDBは$PDDIR/tmp下に一時ファイル(テンポラリファイル)を作成します。TMPDIRを指定すると,HiRDBの運用コマンド又はユティリティを中断した場合,HiRDBはTMPDIRに指定したディレクトリ下に"pdcmd"又は"plcmd"で始まるファイルを作成することがあります。HiRDBの運用コマンド又はユティリティが終了した後も"pdcmd"及び"plcmd"で始まるファイルが削除されない場合は,OSのrmコマンドなどでこれらのファイルを削除してください。

(2) UAPを実行するユーザが設定する必要がある環境変数

UAPを実行する場合,実行するユーザごとにクライアント環境定義を環境変数に設定する必要があります。クライアント環境の設定形式は,クライアントマシンのOSや使用するシェルによって異なります。クライアント環境定義の設定内容については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。

(3) 表やインデクスを定義するユーザが設定する必要がある環境変数

表やインデクスを定義する場合,実行するユーザごとに次の環境変数を設定しておく必要があります。設定する環境変数をBourneシェルの形式で次に示します。