HP-UX版及びSolaris版HiRDBでは,バージョン07-02以前は,Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用するために必要なJRE(Java実行環境)を同梱していましたが,07-03以降は同梱していません。07-02以前のHiRDBを07-03以降にバージョンアップする場合,07-02以前のHiRDBをインストールする時にインストールしたJREは,次の時点で削除されます。
時点 |
削除対象 |
- 07-02以前のHiRDBのアンインストール時
- 07-03以降のHiRDBの上書きインストール時
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HiRDBインストールディレクトリのJRE |
pdsetup -dコマンドを実行し,KFPS00036-Qメッセージにyを応答したとき |
HiRDB運用ディレクトリのJRE |
このため,「1.3.3 旧バージョンを残して,新バージョンを導入する場合」の操作をした場合,旧バージョン(07-02以前)のHiRDB運用ディレクトリのJREは利用できます。ただし,新バージョン(07-03以降)をインストールする時にHiRDBインストールディレクトリのJREは削除されます。
HiRDB 07-03以降にバージョンアップした場合の注意事項を次に示します。
- Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用する場合,使用前にJREを入手しておく必要があります(各プラットフォームのベンダのホームページからJREに関する情報を入手できます)。Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用するために必要なJREのバージョンについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
- Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用する場合,使用するJREのルートディレクトリをpd_java_runtimepathオペランドに指定する必要があります。また,必要に応じてJava仮想マシンのライブラリが格納されているディレクトリをpd_java_libpathオペランドに指定します。pd_java_runtimepathオペランド及びpd_java_libpathオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。
- 新バージョンにバージョンアップした後も,旧バージョンでインストールしたJREを使用したい場合,JREが削除される前にインストールディレクトリ及びHiRDB運用ディレクトリ以外のディレクトリに退避してください。退避したJREのディレクトリをpd_java_runtimepathオペランドに指定することで,退避したJREでJavaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用できます。
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