スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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1.1.2 HiRDBの環境設定の概要

HiRDB管理者は,次に示すどれかの方法でHiRDBの環境設定をしてください。

各環境設定方法のメリット及びデメリットを次の表に示します。

表1-1 各環境設定方法のメリット及びデメリット

環境設定方法 概要 メリット デメリット
簡易セットアップツールを使用する方法 HiRDBの環境設定情報を,表示される画面に従って入力していきます。その入力情報を基にHiRDBの環境設定が行われます。
簡易セットアップツールを使用する方法については,「3.簡易セットアップツールによる環境設定」を参照してください。
ほかの方法よりも手軽にHiRDBの環境設定ができます。簡易セットアップツールを使用してHiRDBの環境設定をすれば,取りあえずHiRDBを開始できるようになります。また,既存のシステム定義の指定値を変更することもできます。 HiRDBのシステム構成が簡易セットアップツールで設定できる範囲に限定されます。
システムジェネレータ(pdgen)を使用する方法 HiRDBの環境設定情報を対話形式で入力していきます。その入力情報を基にHiRDBの環境設定が行われます。
システムジェネレータを使用する方法については,「4.システムジェネレータによる環境設定」を参照してください。
コマンドを使用する方法よりも手軽にHiRDBの環境設定ができます。システムジェネレータを使用してHiRDBの環境設定をすれば,取りあえずHiRDBを開始できるようになります。 HiRDBのシステム構成がシステムジェネレータで設定できる範囲に限定されます。
コマンドを使用する方法 HiRDBのコマンドを使用してHiRDBの環境設定を行います。
コマンドを使用する方法については,「5.コマンドによる環境設定」を参照してください。
HiRDBのシステム構成を自由に決められます。 HiRDBの環境設定をするのに,ある一定以上の知識が必要になります。具体的には,このマニュアルで説明している機能や設定内容を理解しておく必要があります。そのため,ほかの方法よりも,環境設定方法が難しくなります。

注※
本番用のシステムを構築する前に簡易導入をお試しください。サンプルファイルを使ってテスト用のシステムでHiRDBの構築手順を一通り実行しておけば,本番用のシステムをより適切に構築できます。
簡易導入の方法については,「22.HiRDB/シングルサーバの簡易導入」又は「23.HiRDB/パラレルサーバの簡易導入」を参照してください。
注意
簡易セットアップツールの場合,プラグインの環境設定はできません。