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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説


付録C.5 07-50での変更点

TP1/Server Base 07-50での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C‒8 TP1/Server Base 07-50での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類

分類

内容

追加

定義

システム環境定義

  • default_value_optionオペランド

チェックポイントダンプサービス定義

  • cpd_message_id_change_levelオペランド

ジャーナルサービス定義

  • jnl_message_id_change_levelオペランド

性能検証用トレース定義

  • prf_buff_sizeオペランド

ユーザサービスデフォルト定義

  • rpc_rap_inquire_time_checkオペランド

ユーザサービス定義

  • rpc_rap_inquire_time_checkオペランド

コマンド

filmkfsコマンドの-tオプション

filrstrコマンドの-fオプション

filstatfsコマンドの-Tオプション

TP1/Server Base 07-50での動作の変更点を次の表に示します。

表C‒9 TP1/Server Base 07-50での動作の変更

分類

内容

定義

システム環境定義のserver_countオペランドに指定できる最大値(4096)を,9999に変更

スケジュールサービス定義のscd_server_countオペランドに指定できる最大値(4096)を,8192に変更

メッセージ

KFCA01861-Eの「コマンドで発生したエラー」にVERSIONを追加

KFCA01502-Iの使用方法のメッセージに-fオプションを追加

KFCA01505-Iの使用方法のメッセージに-tオプションを追加

KFCA01551-Iの使用方法のメッセージに-Tオプションを追加

その他

性能検証用トレース情報を格納するバッファサイズを1024キロバイト(デフォルト値)に変更したことに伴い,静的共用メモリの使用量が928キロバイト増加

TP1/Server Base 07-50でのデフォルト値の変更点を次の表に示します。

表C‒10 TP1/Server Base 07-50でのデフォルト値の変更

分類

内容

定義

システム共通定義のtrn_prf_trace_levelオペランドのデフォルト値を00000001から00000003に変更

システム共通定義のipc_listen_sockbufsetオペランドのデフォルト値をNからYに変更

システム共通定義のfil_prf_trace_delay_timeオペランドのデフォルト値を10から3に変更

ロックサービス定義のlck_deadlock_infoオペランドのデフォルト値をNからYに変更

スケジュールサービス定義のipc_tcpnodelayオペランドのデフォルト値をNからYに変更

ログサービス定義のlog_filesizeオペランドのデフォルト値を1024から10240に変更

性能検証用トレース定義のprf_file_sizeオペランドのデフォルト値を1024から10240に変更

ユーザサービスデフォルト定義のipc_tcpnodelayオペランドのデフォルト値をNからYに変更

その他

性能検証用トレース情報を格納するバッファサイズ(96キロバイト)を1024キロバイトに変更

TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C‒11 TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類

分類

内容

追加

関数

なし

定義

MCFマネジャ定義

  • mcfmuap定義コマンドの-cオプション

    otqinholdオペランド

    errevt_recoveryオペランド

システムサービス共通情報定義

  • mcf_start_watch_intervalオペランド

コマンド

mcftlscomコマンド

  • -xオプション

mcfmngrコマンド

  • -rオプション

mcfcomnコマンド

  • -rオプション

mcfpsvrコマンド

  • -rオプション

mcfapliコマンド

  • -rオプション

mcflinkコマンド

  • -rオプション

削除

なし

TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50での動作の変更点を次の表に示します。

表C‒12 TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50での動作の変更

分類

内容

関数

次の関数で,UAPトレースを取得するように変更

  • dc_mcf_adltap

  • dc_mcf_tactcn

  • dc_mcf_tactle

  • dc_mcf_tdctcn

  • dc_mcf_tdctle

  • dc_mcf_tdlqle

  • dc_mcf_tlscn

  • dc_mcf_tlscom

  • dc_mcf_tlsle

  • dc_mcf_tlsln

  • dc_mcf_tofln

  • dc_mcf_tonln

  • CBLDCMCF('ADLTAP ')

  • CBLDCMCF('TACTCN ')

  • CBLDCMCF('TACTLE ')

  • CBLDCMCF('TDCTCN ')

  • CBLDCMCF('TDCTLE ')

  • CBLDCMCF('TDLQLE ')

  • CBLDCMCF('TLSCN ')

  • CBLDCMCF('TLSCOM ')

  • CBLDCMCF('TLSLE ')

  • CBLDCMCF('TLSLN ')

  • CBLDCMCF('TOFLN ')

  • CBLDCMCF('TONLN ')

定義

mcfmsvg定義コマンドの指定数の上限を4096から8192に変更

mcfaalcap定義コマンドの指定数の上限を4096から8192に変更

システムサービス共通情報定義

  • max_socket_descriptorsオペランドの指定値の上限を2047から3596に変更

  • max_open_fdsオペランドの指定値の上限を2016から4032に変更

コマンド

次のコマンドで,環境変数DCMCFCMDLOGを設定していなくてもコマンドログを取得するように変更

  • dcmapchg

  • mcfstats

  • mcftactsg

  • mcftactsv

  • mcftdctsg

  • mcftdctsv

  • mcftdlqsg

  • mcfthldiq

  • mcftlscom

  • mcftrlsiq

  • mcftstart

  • mcftstop

その他

エラーイベントの割り当て先がディスクキューの場合,エラーイベントをOpenTP1の再開始時に引き継げるように変更(UAP共通定義(mcfmuap -c)のerrevt_recoveryオペランドで変更前の動作に戻すことができます)

TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50でのデフォルト値の変更点を次の表に示します。

表C‒13 TP1/Message Control 07-50,TP1/NET/Library 07-50でのデフォルト値の変更

分類

内容

定義

MCFマネジャ定義

  • mcfmcomn定義コマンドの-iオプションのデフォルト値(inc)をmsgに変更

  • mcfmuap定義コマンドの-eオプションのsegsizeオペランドのデフォルト値(512)を32768に変更

  • mcfmuap定義コマンドの-cオプションのorderオペランドのデフォルト値(function)をcommitに変更

  • mcfmuap定義コマンドの-cオプションのnoansreplyオペランドのデフォルト値(no)をyesに変更

システムサービス共通情報定義

  • mcf_prf_trace_levelオペランドのデフォルト値(00000000)を00000001に変更