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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.2.11 eeaphlsh

機能

HiRDB上に作成されたUAP履歴情報グループに関する,各種設定情報や状態を表示します。

形式

グループ管理表,および取得用履歴情報表を基に,UAP履歴情報グループ,または取得用履歴情報表の状態を表示する場合

eeaphlsh -u UAP履歴情報グループ名
       [{-t [-c {act|sby|swp|use|err|dct}]
       |-T 履歴情報表名
       |-n [-c {sta|stp|pla}]
       |-N ノード識別子}]

履歴情報表だけで,リロード用履歴情報表,または取得用履歴情報表の状態を表示する場合

eeaphlsh -R 履歴情報表名

オプション

-u UAP履歴情報グループ名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉

表示するUAP履歴情報グループ名を指定します。

-t[-c{act|sby|swp|use|err|dct}]

cオプションを指定しない場合は,グループに属するすべての取得用履歴情報表の情報について表示するときに指定します。cオプションを指定した場合は,指定した状態の取得用履歴情報表の情報について表示します。表示順序は,eeaphtblhコマンドで作成した順番です。

-T 履歴情報表名 〜〈1〜26文字の,英大識別子または'*'〉

指定した取得用履歴情報表の情報についてだけ表示します。表名には'*'を含めて指定できます。'*'は0文字以上の任意の英大識別子として処理します。'*'はシングルクォートで囲むなど,シェルに置換されないようにしてください。

-n[-c{sta|stp|pla}]

cオプションを指定しない場合は,UAP履歴情報グループを共有するすべてのノード識別子の情報を表示します。cオプションを指定した場合は,指定した状態のノード識別子の情報について表示します。表示順序は,eeaphgrphコマンドやeeaphmodhのnオプションで指定した順番です。

-N ノード識別子 〜〈1〜4文字の,識別子または'*'〉

指定したノード識別子の情報だけ表示します。ノード識別子には'*'を含めることができます。'*'は0文字以上の任意の識別子として処理します。'*'を含めない場合は,4文字とします。'*'はシングルクォートで囲むなど,シェルに置換されないようにしてください。

-R 履歴情報表名 〜〈1〜26文字の,英大識別子〉

指定したリロード用履歴情報表,または取得用履歴情報表の情報についてだけ表示します。

リロード用履歴情報表を指定する場合,eeaphrtblhコマンドでリロード用履歴情報表を作成後,HiRDBの運用によって取得用履歴情報表からリロードを行っておく必要があります。

出力形式

u オプションだけ指定したとき

日本語の出力形式

UAP履歴情報グループ名:aa…aa
最大履歴情報長 最大履歴情報数 履歴情報数合計      使用数   使用率 作成時刻   システム情報
       bb…bb        cc…cc        dd…dd     ee…ee  ff…ff gg…gg    zz…zz

英語の出力形式

UAP log information group name: aa…aa
    Max length     Max number   Total number  Use number Use rate Create time SYSINF
       bb…bb        cc…cc        dd…dd     ee…ee  ff…ff gg…gg     zz…zz
aa…aa

UAP履歴情報グループ名(26文字以内)

bb…bb

eeaphgrphコマンドのzオプションで指定した値(10進数)

cc…cc

eeaphgrphコマンドのcオプションで指定した値(10進数)

dd…dd

UAP履歴情報グループに属する,履歴情報表の最大履歴情報数の合計(10進数)

各履歴情報表の行数の合計となります。障害中,閉塞中の表は含めません。

ee…ee

UAP履歴情報グループに属する,履歴情報表の使用数の合計(10進数)

UAP履歴情報の書き込みを行ったあとにロールバックした場合も使用したものとしてカウントします。未使用,障害中,閉塞中の表は含めません。

切り替え中,使用済みの表は,最大履歴情報数を使用数として加算します。

ff…ff

ee…ee/dd…ddの百分率

百分率が算出できない場合は,"***"を表示します。

gg…gg

UAP履歴情報グループを作成した時刻

zz…zz

システム情報

TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

tオプション,またはTオプションを指定したとき

日本語の出力形式

UAP履歴情報グループ名:aa…aa※1
履歴情報表名    最大履歴情報数 状態     ルート世代番号 世代番号   使用数   使用率※1
bb…bb                dd…dd eeej(mp) nn…nn        ff…ff    gg…gg  hh…hh※2
先頭累積データ通番 最終累積データ通番 現用時刻       作成時刻        強制数        システム情報※1
ii…ii            oo…oo            kk…kk        ll…ll         qq…qq         zz…zz※2

英語の出力形式

UAP log information group name: aa…aa※1
Log information table name          Max number Status   Root JSQ JSQ     Use number※1
bb…bb                                dd…dd eeej(mp) nn…nn  ff…ff    gg…gg※2
Use rate First block Last block Active time     Create time   F number   SYSINF※1
hh…hh  ii…ii     oo…oo    kk…kk         ll…ll       qq…qq       zz…zz※2
注※1

ヘッダ行です。

注※2

表示対象となる履歴情報表の数だけ出力します。

aa…aa

UAP履歴情報グループ名(26文字以内)

bb…bb

履歴情報表名(26文字以内)

dd…dd

eeaphtblhコマンドのcオプションで指定した値(10進数)

eee

履歴情報表の状態(3文字)

グループ管理表で管理している履歴情報表の状態を表示します。

ACT…現用

SBY…未使用

SWP…切り替え中

USE…使用済み

ERR…障害中

DCT…閉塞中

***…上記以外

j

履歴情報表の第2状態(1文字)

グループ管理表で管理している履歴情報表の第2状態を表示します。

*…現用

障害発生時またはスワップ処理中の場合,履歴情報表の状態eeeがACT以外になることがあります。

△…上記以外

m

履歴情報表の第3状態(1文字)

履歴情報表で管理している状態を表示します。

A…現用:現用として割り当てられた状態

S…未使用:今後,現用となりえる状態

U…使用済み:UAP履歴情報が書き込み済みの状態

E…障害中:履歴情報表なしまたは表破壊検知

D…閉塞中:RDエリア閉塞またはRDエリアクローズ検知

- …不明:SQLエラーによって状態未取得の状態

p

履歴情報表の第4状態(1文字)

履歴情報表で管理している状態を表示します。

F…EOFあり:EOF情報が書き込まれた状態

V…計画停止EOVあり:計画停止EOV情報が書き込まれた状態

△…上記以外

nn…nn

ルート世代番号(8桁の16進数)

ff…ff

世代番号(8桁の16進数)

gg…gg

履歴情報表の使用数(10進数)

UAP履歴情報の書き込みを行ったあとにロールバックした場合も,使用したものとしてカウントします。

hh…hh

gg…gg/dd…ddの百分率

百分率が算出できない場合は,"***"を表示します。

ii…ii

先頭累積データ通番(16桁の16進数)

履歴情報表の先頭のUAP履歴情報の累積データ通番です。

oo…oo

最終累積データ通番(16桁の16進数)

履歴情報表の最終のUAP履歴情報の累積データ通番です。

kk…kk

現用となった時刻

履歴情報表の状態が「ACT」または「USE」の場合だけ有効です。

ll…ll

履歴情報表を作成した時刻

qq…qq

強制書き込み可能数(10進数)

UAP履歴情報強制取得APIによる書き込み可能数(行数)を表示します。

zz…zz

システム情報

TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報です。

nオプション,またはNオプションを指定したとき

日本語の出力形式

UAP履歴情報グループ名:aa…aa※1
ノード識別子 状態   ランID 開始時刻   終了時刻   IPアドレス    ポート番号※1
bbbb         ccc    dd…dd  ee…ee    ff…ff    gg…gg            hh…hh       ※2

英語の出力形式

UAP log information group name: aa…aa※1
Node ID  Status Run ID   Start time      End time      IP address      Port※1
bbbb     ccc    dd…dd  ee…ee         ff…ff       gg…gg      hh…hh※2
注※1

ヘッダ行です。

注※2

表示対象となるノード識別子の数だけ出力します。

aa…aa

UAP履歴情報グループ名(26文字以内)

bbbb

ノード識別子(4文字)

ccc

TP1/EEのプロセス状態(3文字)

グループ管理表で管理しているTP1/EEのプロセス状態を表示します。

STA…起動中(強制停止中含む)

STP…未起動(正常終了含む)

PLA…計画停止A

***…上記以外

dd…dd

ランID(8桁の16進数)

ee…ee

TP1/EE開始時刻

初期値は,UAP履歴情報グループを作成した時刻を表示します。

障害を検知した場合は,更新されないことがあります。

ff…ff

TP1/EE終了時刻

初期値は,UAP履歴情報グループを作成した時刻を表示します。TP1/EEを開始したときは,TP1/EE開始時刻を表示します。

障害を検知した場合は,更新されないことがあります。

gg…gg

TP1/EEが起動したホストのIPアドレス

hh…hh

TP1/EEが起動したホストのポート番号

Rオプションを指定したとき

日本語の出力形式

UAP履歴情報グループ名:aa…aa※1
履歴情報表名   最大履歴情報長 最大履歴情報数 状態     ルート世代番号 世代番号   使用数   使用率※2
bb…bb               cc…cc        dd…dd eeej(mp) nn…nn        ff…ff    gg…gg  hh…hh
先頭累積データ通番 最終累積データ通番 システム情報※2
ii…ii            oo…oo            zz…zz

英語の出力形式

UAP log information group name: aa…aa※1
Log information table name    Max length      Max number Status   Root JSQ JSQ     Use number※2
bb…bb                          cc…cc         dd…dd eeej(mp) nn…nn  ff…ff    gg…gg
Use rate First block Last block SYSINF※2
hh…hh  ii…ii     oo…oo    zz…zz
注※1

ヘッダ行です。

注※2

表示対象となる履歴情報表名の数だけ出力します。

aa…aa

UAP履歴情報グループ名(26文字以内)

bb…bb

履歴情報表名(26文字以内)

cc…cc

eeaphgrphコマンドのzオプションで指定した値(10進数)

dd…dd

eeaphtblhコマンドのcオプションで指定した値(10進数)

eee

履歴情報表の状態(3文字)

***が表示されます。

j

履歴情報表の第2状態(1文字)

△が表示されます。

m

履歴情報表の第3状態(1文字)

履歴情報表で管理している状態を表示します。

S…未使用:UAP履歴情報が書き込まれていない状態

データ抽出ユティリティ,または履歴情報表状態変更コマンドで未使用にした状態を含みます。また,取得用履歴情報表の場合,現用として割り当てられている状態のときも含みます。

U…使用済み:UAP履歴情報が書き込み済みの状態

p

履歴情報表の第4状態(1文字)

履歴情報表で管理している状態を表示します。

F…EOFあり:EOF情報が書き込まれた状態

V…計画停止EOVあり:計画停止EOV情報が書き込まれた状態

△…上記以外

nn…nn

ルート世代番号(8桁の16進数)

ff…ff

世代番号(8桁の16進数)

gg…gg

履歴情報表の使用数(10進数)

UAP履歴情報の書き込みを行ったあとにロールバックした場合も使用したものとしてカウントします。取得用履歴情報表の場合,現用として割り当てられている状態のときは0が表示されます。

hh…hh

gg…gg/dd…ddの百分率

百分率が算出できない場合は,"***"を表示します。

ii…ii

先頭累積データ通番(16桁の16進数)

先頭のUAP履歴情報の累積データ通番

oo…oo

最終累積データ通番(16桁の16進数)

最終のUAP履歴情報の累積データ通番

zz…zz

システム情報

TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB90940-I

コマンド引数ヘルプ

標準出力

KFSB90901-E

引数形式不正

標準エラー出力

KFSB90902-E

引数指定値不正

標準エラー出力

KFSB90936-E

指定された表,またはノード識別子がない

標準エラー出力

KFSB90937-E

表の構造不正

標準エラー出力

KFSB90938-E

SQLエラー

標準エラー出力

KFSB90939-E

表情報なし

標準エラー出力

KFSB90905-E

領域不足

標準エラー出力

KFSB90906-E

内部矛盾

標準エラー出力

KFSB90904-E

処理エラー

標準エラー出力

KFSB90961-E

SQLエラー

標準エラー出力

KFSB90962-E

SQLエラー

標準エラー出力

注意事項
  • 次のコマンド実行中に,本コマンドを実行すると,コマンドが失敗するか正しい値が表示されない場合があります。

    ・eeaphgrphコマンド

    ・eeaphtblhコマンド

    ・eeaphgrprmhコマンド

    ・eeaphtblrmhコマンド

  • スワップ中に本コマンドを実行した場合,正しい値が表示されないことがあります。

  • 出力形式で表示する時刻は,HiRDBサーバ上の時刻となります。

  • メモリ通番機能を使用している場合,次のオプション指定時に表示した「使用数」が実際の使用数よりも少なく表示されることがあります。最新の「使用数」を確認したいときは,eeaphlsonlコマンドで確認してください。

    ・uオプションだけ指定したとき

    ・tオプションまたはTオプションを指定したとき

  • 上記以外の注意事項については,「表30-1 UAP履歴情報取得機能コマンド一覧」を参照してください。