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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.2.7 eeaphmodh

機能

HiRDB上に作成したUAP履歴情報グループの構成を変更します。

次の構成を変更できます。

  • 使用するTP1/EEのノード識別子

本コマンドによる変更可否を次の表に示します。

表30‒6 eeaphmodhコマンドによる変更可否

項番

TP1/EEのプロセス状態

変更可否

1

未起動(STP)

2

上記以外

注※

-uオプションに指定したUAP履歴情報グループを使用するすべてのTP1/EEのプロセス状態。

TP1/EEのプロセス状態はeeaphlshコマンドの-nオプションで確認できます。

形式
eeaphmodh -u UAP履歴情報グループ名
          -k {add|del}
          -n TP1/EEのノード識別子[,TP1/EEのノード識別子…]

オプション

-u UAP履歴情報グループ名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉

構成を変更するUAP履歴情報グループ名を指定します。

UAP履歴情報グループ名はeeaphgrphコマンドの-uオプションに指定した名称を指定してください。

-k {add|del}

構成を変更するUAP履歴情報グループを使用するTP1/EEのノード識別子の変更種別を指定します。

add

UAP履歴情報グループを使用するTP1/EEのノード識別子に,-nオプションに指定したノード識別子を追加します。

del

UAP履歴情報グループを使用するTP1/EEのノード識別子から,-nオプションに指定したノード識別子を削除します。

-n TP1/EEのノード識別子 〜〈4文字の識別子〉

TP1/EEのノード識別子を指定します。

指定内容については-kオプションの説明を参照してください。

ノード識別子は最大63個指定できますが,重複して指定できません。ノード識別子を複数指定する場合は,ノード識別子をコンマ「,」で区切ってください。このときコンマの前後に空白を入れないでください。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB90965-I

コマンド引数ヘルプ

標準出力

KFSB90958-I

構成変更成功

標準出力

KFSB90901-E

引数形式不正

標準エラー出力

KFSB90902-E

引数指定値不正

標準エラー出力

KFSB90936-E

指定された表がない

標準エラー出力

KFSB90937-E

構成変更失敗(表の構造不正)

標準エラー出力

KFSB90938-E

構成変更失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90939-E

構成変更失敗(表情報なし)

標準エラー出力

KFSB90959-E

構成変更失敗(条件不正)

標準エラー出力

KFSB90961-E

構成変更失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90962-E

構成変更失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90904-E

処理エラー

標準エラー出力

KFSB90905-E

領域不足

標準エラー出力

KFSB90906-E

内部矛盾

標準エラー出力

注意事項
  • 同一UAP履歴情報グループを使用できるTP1/EEのノード識別子は1〜64個までです。したがって,-kオプションにaddを指定した場合,すでに登録済みのノード識別子と-nオプションに指定したノード識別子の合計数が64個を超過するときは,コマンドは失敗します。

    また,-kオプションにdelを指定した場合,-nオプションに指定したノード識別子を削除すると登録済みのノード識別子の数が0個になるときは,コマンドは失敗します。

  • -kオプションにaddを指定した場合,-nオプションに指定したノード識別子に登録済みのノード識別子が存在するときは,コマンドは失敗します。

  • -kオプションにdelを指定した場合,-nオプションに指定したノード識別子に登録済みではないノード識別子が存在するときは,コマンドは失敗します。

  • コマンドの実行途中でエラーになった場合,eeaphlshコマンドの-Nオプションまたは-nオプションでノード識別子を確認し,構成が変更されていないノード識別子を変更してください。

  • 上記以外の注意事項については,「表30-1 UAP履歴情報取得機能コマンド一覧」を参照してください。