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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.2.5 eeaphtblrmh

機能

HiRDB上に作成した取得用の履歴情報表(eeaphtblhコマンドで作成した表)を削除します。

本コマンドでは次の表を削除します。

  • 取得用履歴情報表

本コマンドによる削除可否を次の表に示します。

表30‒4 eeaphtblrmhコマンドによる削除可否

項番

表の構成※1

履歴情報表の状態※2

TP1/EEのプロセス状態※3

削除可否

1

一致

未使用(SBY)

未起動(STP)

2

上記以外

3

現用(ACT)

切り替え中(SWP)

4

上記以外

5

不一致

(凡例)

−:該当しません。

注※1

削除する表の構成がeeaphtblhコマンドで作成した表の構成と一致するかどうか。

注※2

-tオプションに指定した履歴情報表の状態。履歴情報表の状態はeeaphlshコマンドの-tオプション,または-Tオプションで確認できます。

注※3

-uオプションに指定したUAP履歴情報グループを使用するすべてのTP1/EEのプロセス状態。

TP1/EEのプロセス状態はeeaphlshコマンドの-nオプションで確認できます。

形式
eeaphtblrmh -u UAP履歴情報グループ名
            -t 履歴情報表名

オプション

-u UAP履歴情報グループ名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉

削除する履歴情報表が登録してあるUAP履歴情報グループ名を指定します。

UAP履歴情報グループ名はeeaphgrphコマンドの-uオプションに指定した名称を指定してください。

-t 履歴情報表名 〜〈1〜26文字の英大識別子〉

削除する履歴情報表名を指定します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB90947-I

コマンド引数ヘルプ

標準出力

KFSB90958-I

表削除成功

標準出力

KFSB90901-E

引数形式不正

標準エラー出力

KFSB90902-E

引数指定値不正

標準エラー出力

KFSB90936-E

指定された表がない

標準エラー出力

KFSB90937-E

表削除失敗(表の構造不正)

標準エラー出力

KFSB90938-E

表削除失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90959-E

表削除失敗(条件不正)

標準エラー出力

KFSB90961-E

表作成失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90962-E

表作成失敗(SQLエラー)

標準エラー出力

KFSB90904-E

処理エラー

標準エラー出力

KFSB90905-E

領域不足

標準エラー出力

KFSB90906-E

内部矛盾

標準エラー出力

注意事項
  • eeaphrtblhコマンドで作成した履歴情報表は削除できません。eeaphrtblhコマンドで作成した履歴情報表を削除する場合は,eeaphrtblrmhコマンドを使用してください。

  • -tオプションに指定した履歴情報表に関する情報が-uオプションに指定したUAP履歴情報グループに登録されていない場合,コマンドは失敗します。

  • -uオプションに同じUAP履歴情報グループ名,-tオプションに異なる履歴情報表を指定した本コマンドを複数同時に実行することはできません。

  • 本コマンドの実行中に,-uオプションに同じUAP履歴情報グループ名を指定したeeaphtblhコマンドを実行することはできません。

  • 本コマンドで削除する表と同名の表をCREATE TABLE文で作成しないでください。

  • 本コマンドの-uオプションに指定したUAP履歴情報グループ名を,トランザクション関連定義のtrnaphgroup定義コマンドの-uオプションに指定しているTP1/EEの開始および終了について,次の注意事項があります。

    ・TP1/EEの開始中に本コマンドを実行しないでください。コマンドを実行した場合,TP1/EEの開始が失敗するおそれがあります。

    ・本コマンドを実行中にTP1/EEを開始しないでください。TP1/EEを開始した場合,TP1/EEの開始が失敗するおそれがあります。

    ・本コマンドを実行中にTP1/EEを終了しないでください。TP1/EEを終了した場合,終了時のスワップおよび表の状態変更が失敗するおそれがあります。

  • 上記以外の注意事項については,「表30-1 UAP履歴情報取得機能コマンド一覧」を参照してください。