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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


7.3 ジョブ制御機能

TP1/EEのUAP履歴情報取得機能では,UAP履歴情報グループ内で最初に正常開始したTP1/EEが現用表を決定し,ほかのTP1/EEがすべて正常終了状態で最後に正常終了したTP1/EEが現用表を解放(使用済みに)します。この間,前述以外のオンラインの正常開始/正常終了では現用表を解放しないで保持し続けます。この現用表の決定から現用表の解放までの単位をルート世代と呼び,ルート世代番号で管理しています。

データ連携支援では,EEFDPARMパラメタのCONTROL文GRPNAMEオペランドで指定したUAP履歴情報グループに取得されたユーザデータ(UJ)の中から,1ルート世代分のユーザデータの抽出を1つのジョブとして行います。データ連携支援のジョブの実行範囲を次の図に示します。

図7‒5 データ連携支援のジョブの実行範囲

[図データ]

〈この節の構成〉