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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


2.4.5 操作対象リソース

オン中SDBデータベース定義変更運用では,ユーザがTP1/EEおよびHiRDBの各種リソースの作成,退避,転送,切り替えなどの操作を行う必要があります。ユーザが操作するリソースを次に示します。

表2‒25 TP1/EEのリソース一覧

項番

種別

名称

説明

1

ファイル

UAPライブラリファイル

サービス処理を含んだライブラリファイル。SDBデータベース定義変更内容に応じて修正する必要があります。

2

メモリ

SDBデータベース定義情報格納領域

SDBデータベース定義情報を基に作成したユーザ公開テーブル(インタフェースエリアテンプレートなど)や制御テーブルを格納する領域。事前取得や正副切り替えを行う必要があります。

表2‒26 HiRDB(構造型DB機能)のリソース一覧

項番

種別

名称

説明

1

DB

SDBディクショナリ

ユーザが定義したSDBデータベース定義情報を,ユーザが記述した形式に近い形で保持します。

2

SDBディレクトリ情報

SDBディクショナリ中のSDBデータベース定義情報を,HiRDBが参照しやすい形式に変換したものを保持します。

3

ファイル

SDBディレクトリ情報ファイル

SDBディレクトリ情報を出力したファイル。

4

共用メモリ

常駐SDBディレクトリ情報

SDBディレクトリ情報ファイルを共用メモリ上に展開したものです。事前常駐や正副切り替えなどを行う必要があります。

リソース操作の流れを次の図に示します。詳細は「2.4.8 運用の流れ」を参照してください。

図2‒20 リソース操作の流れ

[図データ]