2.4.4 機能一覧
オン中SDBデータベース定義変更運用を行う場合は,オン中SDBデータベース定義変更機能だけではなく,TP1/EEの他機能およびHiRDBの構造型DB機能と連携する必要があります。オン中SDBデータベース定義変更運用に必要な機能を次に示します。
(1) オン中SDBデータベース定義変更機能一覧
オン中SDBデータベース定義情報変更機能が提供する機能を次の表に示します。
項番 |
機能名 |
説明 |
|
---|---|---|---|
1 |
SDBデータベース定義情報の正副管理 |
SDBデータベース定義情報を格納する領域を正副2面管理します。SDBデータベース定義情報領域(正)はオンラインで使用しているSDBデータベース定義情報,SDBデータベース定義情報領域(副)は切り替え用のSDBデータベース定義情報をそれぞれ格納します。 |
|
2 |
SDBデータベース定義情報の事前取得 (eesdhchgコマンドの-b) |
SDBデータベース定義情報を取得しSDBデータベース定義情報(副)領域に格納します。 |
|
3 |
SDBデータベース定義情報の正副切り替え (eesdhchgコマンドの-c) |
事前取得したSDBデータベース定義情報を使用可能(正副切り替え)にします。 |
|
4 |
SDBデータベース定義情報の状態表示 (eesdhchgコマンドの-l) |
SDBデータベース定義情報の取得状況を表示します。 |
|
5 |
他ノード実行 (eesdhchgコマンドの-o) |
コマンドを入力したTP1/EEを指示サーバとし,別TP1/EE上で各種処理を行います。 |
(2) TP1/EEの関連機能一覧
関連するTP1/EEの機能一覧を次の表に示します。
項番 |
機能名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
UAP共用ライブラリ同時入替機能 (eechglibコマンド) |
新しいSDBデータベース定義情報に対応したUAPライブラリに入れ替えます。 |
2 |
トランザクション静止化機能 (eesvctlコマンド) |
SDBデータベース定義情報の正副切り替えのため,トランザクションを静止化します。 |
(3) HIRDB(構造型DB機能)の関連機能一覧
関連するHIRDB(構造型DB機能)の機能一覧を次の表に示します。
項番 |
機能名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
定義ユティリティ (pdsdbdefコマンド) |
オン中SDBデータベース定義変更用のSDBディレクトリ情報ファイルを作成します。 |
2 |
常駐SDBディレクトリ情報操作 (pdsdbarcコマンド) |
オン中SDBデータベース定義変更用のSDBディレクトリ情報の事前常駐,正副切り替え,整合性チェックなどを行います。 |