Dynamic Link Manager EX Software ユーザーズガイド(AIX®用)
ここではパスの追加,削除をする手順を示します。
- この項の構成
- (1) パスを追加する(rootvg以外のボリュームグループの場合)
- (2) パスを追加する(rootvgに含まれるデバイスの場合)
- (3) パスを削除する(rootvg以外のボリュームグループの場合)
- (4) パスを削除する(rootvgに含まれるデバイスの場合)
(1) パスを追加する(rootvg以外のボリュームグループの場合)
パスをシステムに接続して,次のコマンドを実行してください。
# cfgmgr
(2) パスを追加する(rootvgに含まれるデバイスの場合)
例として,rootvgがhdisk0デバイスとhdisk1デバイスで構成されている環境で,hdisk0にパスを追加する手順を次に示します。
- パスをシステムに接続して,次のコマンドを実行します。
# cfgmgr- 現在のブートディスクの一覧を確認します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal -o hdisk0 blv=hd5 hdisk1 blv=hd5 ...- 使用するホストの環境に合わせて,ブートディスクを指定します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal hdisk0 hdisk1- 指定したパスの数で,ブートディスクが構成されていることを確認します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal -o hdisk0 blv=hd5 hdisk0 blv=hd5 hdisk1 blv=hd5 ...
(3) パスを削除する(rootvg以外のボリュームグループの場合)
rootvg以外のボリュームグループのパスを削除する手順を次に示します。
- 次に示すHDLMコマンドを実行して,削除するパスのOS管理パスIDとそのパスが接続されているデバイス(hdisk名)を確認します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -drv PathID HDevName OSPathID LDEV 000000 hdisk5 00000 SANRISE_USP.0014050.0065 000001 hdisk5 00001 SANRISE_USP.0014050.0065 000002 hdisk5 00002 SANRISE_USP.0014050.0065 000003 hdisk10 00000 SANRISE9500V.5457.0102 000004 hdisk10 00001 SANRISE9500V.5457.0102 000005 hdisk10 00002 SANRISE9500V.5457.0102削除するパスのPathIDの行にある,HDevNameおよびOSPathIDを確認してください。以降の手順では,この手順で確認したHDevNameをデバイス名,OSPathIDをOS管理パスIDと呼びます。- 次のコマンドを実行して,削除対象のパスの親デバイスおよびコネクションを確認します。
手順1で確認した,デバイス名を指定して実行してください。# lspath -Hl デバイス名 -F “name path_id parent connection”hdisk10を指定した場合の実行結果を次に示します。# lspath -Hl hdisk10 -F “name path_id parent connection” name path_id parent connection hdisk10 0 fscsi4 50060e800436e240,6a000000000000 hdisk10 1 fscsi4 50060e800436e250,6a000000000000 hdisk10 2 fscsi5 50060e800436e240,6a000000000000path_idがOS管理パスIDと一致している行を検索してください。一致している行が見つかったら,parentおよびconnectionを確認してください。以降の手順では,確認したparentをfscsi番号,確認したconnectionを接続位置と呼びます。- パスを削除します。
# rmpath -d -l デバイス名 -p fscsi番号 -w 接続位置OS管理パスIDが「2」のパスを削除するコマンド例を次に示します。# rmpath -d -l hdisk10 -p fscsi5 -w 50060e800436e240,6a000000000000- パスが削除されたことを確認します。
# /usr/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -drv
(4) パスを削除する(rootvgに含まれるデバイスの場合)
例として,rootvgがhdisk0デバイスとhdisk1デバイスで構成されている環境で,hdisk0のパスを削除する手順を次に示します。
- 「(3) パスを削除する(rootvg以外のボリュームグループの場合)」の手順に従って,rootvg以外のボリュームグループのパスを削除します。
- 現在のブートディスクの一覧を確認します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal -o hdisk0 blv=hd5 - hdisk1 blv=hd5 ...- 使用するホストの環境に合わせて,ブートディスクを指定します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal hdisk0 hdisk1- 指定したパスの数で,ブートディスクが構成されていることを確認します。
コマンドの実行例を,次に示します。# bootlist -m normal -o hdisk0 blv=hd5 hdisk1 blv=hd5 ...
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