4.1.3 MCP構成定義オブジェクトファイルの生成
MCP定義オブジェクト生成ユティリティを使用すると，MCP構成定義の定義ファイルの構文チェック，および定義オブジェクトファイルの作成ができます。ここでは，MCP定義オブジェクト生成ユティリティの起動コマンドについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(2) 機能
MCP構成定義の定義ファイルの構文をチェックして，定義オブジェクトファイルを作成します。なお，定義オブジェクトファイルを変更する場合は，必ずTP1/EEを終了させてください。TP1/EEの開始から再開始するまでの間に定義オブジェクトファイルを変更した場合，再開始ができなくなることがあります。再開始ができた場合でも動作の保証はできません。
(3) オプション
- ●-i 〔パス名〕入力ファイル名 〜〈パス名〉
-
定義ソースが格納されているファイル名を指定します。
- ●-o 〔パス名〕出力オブジェクトファイル名 〜〈パス名〉
-
定義オブジェクトを格納するファイル名を指定します。
(4) 出力メッセージ
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メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
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KFSB91401-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91403-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91404-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91406-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91460-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB91461-E |
定義解析中に領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91462-E |
定義解析中にファイルのオープンに失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91463-E |
定義解析中に定義ファイルの読込みに失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91464-E |
定義形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91465-E |
コマンド形式定義が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91466-E |
定義間に不正があります。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91467-E |
省略できない定義が未定義です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB91468-I |
定義オブジェクトファイルを出力しました。 |
標準出力 |
|
KFSB91469-E |
ファイルの書き込みに失敗しました。 |
標準エラー出力 |
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KFSB91470-Q |
定義オブジェクトファイルの上書き確認。 |
標準出力 |
|
KFSB91472-E |
オブジェクトファイルが不正です。 |
標準エラー出力 |
(5) 注意事項
MCPではMCP定義オブジェクト生成ユティリティ（eemcpgenコマンド）を使用して，MCP構成定義ファイルの構文をチェックします。eedefchkコマンドでは，MCPとTP1/EEの定義の関連はチェックしません。
CL連携する場合（XTCサービス定義のcluster_modeオペランドにYを指定した場合）は，TP1/EEの開始時に実行系と待機系との間でMCP構成定義オブジェクトファイルの整合性をチェックします。詳細については，「2.7.2 CL連携時の定義チェック」を参照してください。