4.1.2 定義の規則
定義の基本事項について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定義ファイルの格納場所
- ■MCP構成定義ファイル
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MCP構成定義ファイルは,任意のディレクトリに作成してください。ファイル名は任意です。
- ■MCP構成定義オブジェクトファイル
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MCP構成定義オブジェクトファイルは,環境変数DCCONFPATHまたはDCUAPCONFPATHに指定したディレクトリに格納してください。ファイル名は任意です。
なお,環境変数MCPDEFFILEには,MCP構成定義オブジェクトファイルの名称を指定する必要があります。
- 注意事項
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DCCONFPATH,およびDCUAPCONFPATHの両方が定義されていて,両方のディレクトリにMCP構成定義オブジェクトファイルが格納されている場合は,DCCONFPATHに指定されたディレクトリ下のMCP構成定義オブジェクトファイルが有効になります。
(2) 記述形式
MCP構成定義ファイルの記述形式は,TP1/EEサービス定義ファイルの記述形式に従います。TP1/EEサービス定義ファイルの記述形式の詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。
(3) 記述順序
MCP構成定義では,次の図に示すように,プロトコル(TCP/IPおよびUDP)定義の開始・終了,コネクション定義,論理端末定義,およびスレッドグループ定義の記述順序が決まっています。
論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)の記述順序には,次に示すルールがあります。
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論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)は,TCP/IP定義の開始(eemcptcpstart)とTCP/IP定義の終了(eemcptcpend)の間,またはUDP定義の開始(eemcpudpstart)とUDP定義の終了(eemcpudpend)の間に定義します。コネクション定義(eemcpcn)と論理端末定義(eemcple)の間には定義できません。
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論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)は,論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)以降の論理端末に対して有効になります。これは次の論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)が出てくるまで,またはTCP/IP定義の終了(eemcptcpend)もしくはUDP定義の終了(eemcpudpend)が出てくるまで有効です。
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論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)の前に定義した論理端末(TCP/IP定義の開始(eemcptcpstart)またはUDP定義の開始(eemcpudpstart)後,論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)を定義するまでの論理端末)はアプリケーション定義(eemcpfunc)の値,またはTP1/EEサービス定義の値が有効になります。