Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


4.1.2 定義の規則

定義の基本事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 定義ファイルの格納場所

MCP構成定義ファイル

MCP構成定義ファイルは,任意のディレクトリに作成してください。ファイル名は任意です。

MCP構成定義オブジェクトファイル

MCP構成定義オブジェクトファイルは,環境変数DCCONFPATHまたはDCUAPCONFPATHに指定したディレクトリに格納してください。ファイル名は任意です。

なお,環境変数MCPDEFFILEには,MCP構成定義オブジェクトファイルの名称を指定する必要があります。

注意事項

DCCONFPATH,およびDCUAPCONFPATHの両方が定義されていて,両方のディレクトリにMCP構成定義オブジェクトファイルが格納されている場合は,DCCONFPATHに指定されたディレクトリ下のMCP構成定義オブジェクトファイルが有効になります。

(2) 記述形式

MCP構成定義ファイルの記述形式は,TP1/EEサービス定義ファイルの記述形式に従います。TP1/EEサービス定義ファイルの記述形式の詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。

(3) 記述順序

MCP構成定義では,次の図に示すように,プロトコル(TCP/IPおよびUDP)定義の開始・終了,コネクション定義,論理端末定義,およびスレッドグループ定義の記述順序が決まっています。

図4‒2 MCP構成定義の記述順序

[図データ]

論理端末アプリケーション定義(eemcplefunc)の記述順序には,次に示すルールがあります。