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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


付録E.7 変更内容(3000-3-F51)

uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option 07-60の製品の変更内容(3000-3-F51)を表に示します。

追加・変更内容

TP1キャッシュ機能およびMCPを使用した場合のノード間負荷バランス機能の監視対象を記載した。

TP1キャッシュ機能を使用した場合に,ノード間負荷バランス機能で負荷レベルを決定する方法を記載した。また,処理キュー滞留率の計算方法を変更した。

OSがLinuxの場合に,TP1EEファイルシステム領域として,ブロック型スペシャルファイルを使用できるようにした。

これに伴い,次のコマンドの説明を変更した。

  • eefilbkup

  • eefilchgrp

  • eefilchmod

  • eefilchown

  • eefills

  • eefilmkfs

  • eefilrstr

  • eefilstatfs

UAPがサービストランザクションまたはタイマトランザクションを実行中に異常が発生し,スレッドダウンまたはプロセスダウンした場合に,サービス異常終了回数を監視してサービスを閉塞するかどうかを指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

プロセス関連定義

service_hold_watch_use

service_hold_watch_procdown

service_term_watch_time

XTCを使用する際,大量な処理を一時的に扱うためのメモリ領域として,次の領域を使用できるようにした。

  • 大量処理用システム領域(MPSPOOL)

  • 大量処理用ユーザ領域(MPUPOOL)

これに伴い,次のオペランドの説明を変更した。

トラブルシュート関連定義

trb_dump_area_kind

また,次のコマンドの出力形式を変更した。

  • eememls

  • eetrbtasked

TP1/EEが出力するTASKTM情報を追加した。

これに伴い,eetrbtaskedコマンドの出力形式を変更した。

処理キューを引き出し禁止に設定している場合,処理キューの滞留監視中にサービスが閉塞したとき,オンライン打ち切り監視判定区間を終了して,通常監視区間になるようにした。

XAインタフェースによるリソースマネジャの処理は,トランザクションの時間監視の対象外にした。

uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option 07-50の製品の変更内容(3000-3-F51)を表に示します。

追加・変更内容

TP1/EEのオプション製品として,次の製品をサポートした。

  • XDB

  • XTC

  • MCP

これに伴い,次のとおり追加・変更した。

次のオペランドおよび定義コマンドを追加した。

プロセス関連定義

xtc_use

xdb_use

mcp_use

ユーザサービス関連定義

forbid_draw_service

service_attr

トランザクション関連定義

trn_expiration_time_rl

次のオペランドを変更した。

メモリ関連定義

pce_no

recv_message_buf_cnt

send_message_buf_cnt

RPC関連定義

levelup_queue_count

leveldown_queue_count

トラブルシュート関連定義

trb_dump_area_kind

trb_tasktm_type

trb_stc_sys_kind

次のコマンドのオプションを変更した。

  • eetrblinedumpコマンドの-sオプション

  • eetrblineedコマンドの-sオプション

  • eetrbrcvrコマンドの-sオプション

  • eetrbstcseコマンドの-kオプション

  • eetrbtbldumpコマンドの-tオプション

  • eetrntimコマンドの-sオプション

次のコマンドの出力形式を変更した。

  • eelspce

  • eememls

  • eetrblinedump

  • eetrblineed

  • eetrbstced

  • eetrbtasked

  • eetrbtaskdump

  • eetrbuapdump

  • eetrbuated

  • eetrntim

  • eerpclscn

次のコマンドの出力メッセージを変更した。

  • eetrblineed

  • eetrbstced

  • eetrbtasked

  • eetrbuated

UAPで使用する資源の排他制御をできるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

トランザクション関連定義

lck_timeout_info

lck_limit_foruser

lck_wait_timeout

また,eelcklsコマンドを追加した。

TP1/EEがクライアントUAP(SPP)の場合に,非同期応答型RPCを使用できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

RPC関連定義

rpc_extend_function

rpc_nowait_cnt

トラブルシュートで使用するバッファのサイズと数を定義できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

トラブルシュート関連定義

trb_tasktm_buffer_size

trb_tasktm_buffer_no

trb_uap_trace_buffer_size

trb_uap_trace_buffer_no

trb_line_trace_buffer_size

trb_line_trace_buffer_no

trb_line_xatrace_buffer_no

trb_stc_buffer_size

trb_stc_buffer_no

OSがLinuxの場合にも,syslogに出力できないメッセージをsyslog失敗リストに保管できるようにした。

また,拡張SYSLOG機能を利用して,UAPおよびTP1/EEがsyslogに出力するメッセージの文字コードをUTF-8に変換できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

メッセージログ関連定義

log_hsyslog_cmode

また,次のオペランドの説明を変更した。

メッセージログ関連定義

log_syslog_elist

トラブルシュートおよび統計情報機能で使用するスレッドのハングアップ監視時間を,プロセス関連定義のthd_hungup_timeオペランドとは別に指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

プロセス関連定義

thd_trb_hungup_time

また,次のオペランドの説明を変更した。

プロセス関連定義

thd_hungup_time

OSがLinuxの場合に,スレッド間での排他競合による性能低下を軽減できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

プロセス関連定義

thd_mutex_attr_adaptive

トランザクション処理でTP1/EEプロセスが使用するメモリに,2GB以上の値を指定できるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

メモリ関連定義

max_mem_size_mb

また,次のオペランドの説明を変更した。

メモリ関連定義

max_mem_size

また,次のコマンドの出力形式を変更した。

  • eememls

  • eetrbreport

  • eetrbstced

syslog出力およびメッセージの標準出力時に,TP1/EE識別子を付けられるようにした。

また,syslog出力時に,OpenTP1識別子を付けられるようにした。

これに伴い,次のオペランドを追加した。

メッセージログ関連定義

log_base_infid

log_syslog_id

TASKTM情報,回線トレース情報,UAPトレース情報,および統計情報を出力する最大ファイル数の指定可能範囲を拡張した(10→100)。

これに伴い,次のオペランドの説明を変更した。

トラブルシュート関連定義

trb_tasktm_file_no

trb_trace_file_no

trb_uap_trace_file_no

trb_stc_file_no

次の拡張機能を使用できるようにした。

  • 回線トレースの一括出力

  • トラブルシュートのバッファコピー抑止

  • 統計情報のバッファコピー抑止

これに伴い,次のオペランドを追加した。

トラブルシュート関連定義

trb_extend_function

trb_line_cmtrace_buffer_size

trb_line_cmtrace_buffer_no

trb_line_cmtrace_buf_entry_size

TP1/EEで対応する処理を決定できない障害が発生した場合に,ユーザに応答を促すメッセージが出力されるようにした。

これに伴い,eetrbwtorコマンドを追加した。