付録D.1　TP1/EE

出力されるTP1/EEファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については，表D-2を参照してください。

表D‒1　出力されるTP1/EEのファイル一覧
項番	名称	ファイル名またはディレクトリ名	バージョン	タイプ	ファイル形式	取得タイミング	削除可否
1	メモリダンプファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/dump/XXXdumpNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	01-00-A	C，H	バイナリ	スレッドダウン時	△
2	メッセージログファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/log/XXXlogNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	01-00-A	C，F，H	テキスト	TP1/EE実行時	×
3	統計情報ファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/stc/XXXstcNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	01-02	C，F，H	バイナリ	次のコマンド実行時 eesvstart eesvstop eetrbstcfput eerasget eetrbrcvr dcstop dcrasget 統計情報バッファ（1面）満杯時	△
4	TASKTMファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/tasktm/XXXtasktmNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	01-00-A	C，F，H	バイナリ	次のコマンド実行時 eesvstart eesvstop eetrbtaskfput eerasget eetrbrcvr dcstop dcrasget TASKTMバッファ（1面）満杯時	△
5	回線トレースファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/trc/XXXtrcNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	01-00-A	C，F，H	バイナリ	次のコマンド実行時 eesvstart eesvstop eetrbtrcefput eerasget eetrbrcvr dcstop dcrasget 回線トレースバッファ（1面）満杯時	△
6	UAPトレースファイル	`$DCDIR/spool/dceeinf/uat/XXXuatNNN` （XXX：サービスグループ名，NNN：001〜の通番）	07-50	C，F，H	バイナリ	次のコマンド実行時 eesvstart eesvstop eetrbuatfput eerasget eetrbrcvr dcstop dcrasget UAPトレースバッファ（1面）満杯時	△
7	TP1/EE終了ステータスファイル	`$DCDIR/tmp/.XXX.ste` （XXX：ユーザサーバ名）	01-00-A	J	テキスト	eesvstopコマンド実行時	×
8	TP1/EE開始ステータスファイル	`$DCDIR/tmp/.XXX.sts` （XXX：ユーザサーバ名）	01-00-A	J	テキスト	eesvstartコマンド実行時	×
9	障害情報ファイル	`$DCDIR/tmp/XXX_abdinfo` （XXX：サービスグループ名）	01-00-A	J	テキスト	eesvstartコマンド実行時	×
10	ポート番号格納ファイル	`$DCDIR/tmp/XXX_portnum` （XXX：サービスグループ名）	01-00-A	J	バイナリ	eesvstartコマンド実行時	×
11	異常終了排他ファイル	`$DCDIR/tmp/XXX_sigabdlock` （XXX：サービスグループ名）	01-00-A	J	なし	eesvstartコマンド実行時	×
12	連続異常終了時刻引き継ぎファイル	`$DCDIR/tmp/XXX_srvholdtm` （XXX：サービスグループ名）	07-60	J	テキスト	次の条件をすべて満たす場合のTP1/EE起動時サービス連続異常終了監視の有効時 service_hold_watch_procdownオペランドにYを指定	×
13	サービスUAP障害ファイル	`$DCDIR/tmp/XXX_uaperr` （XXX：サービスグループ名）	01-00-A	J	なし	eesvstartコマンド実行時	×
14	UNIXドメインソケットファイル	rpc_multi_tp1_in_same_hostオペランドにYを指定する場合：（Linux版） `/opt/OpenTP1/etc/so_unix/tkYYYYY` （AIX版） `/dev/OpenTP1/so_unix/tkYYYYY` rpc_multi_tp1_in_same_hostオペランドにNを指定する場合： `$DCDIR/.tact/tkYYYYY` （YYYYY：ポート番号）	01-00-A	J	なし	eesvstartコマンド実行時	×
15	eerasgetワークファイル	`ZZZ/EERAS.TMP` （ZZZ：eerasgetコマンドの引数で指定した取得先ファイル名からファイル名を除いたディレクトリ）	01-01	J	バイナリ	eerasgetコマンド実行時 dcrasgetコマンド実行時	□（eerasget）

（凡例）

C：ラウンドロビン（バックアップ取得機能がないタイプ）

F：ラウンドロビン（一定量に達する直前の出力で，新しいファイルに切り替わるタイプ）

H：ラウンドロビン（切り替わった先のファイルのデータを，削除してから先頭から書き込むタイプ）

J：制御ファイル，一時ファイル

△：削除してはいけません。ただし，障害調査が不要であれば，ユーザ判断で削除できます。

□：コマンド終了時に削除します。（　）内は該当するコマンド名です。

×：削除してはいけません。

出力されるTP1/EEのファイルの説明を次の表に示します。

表D‒2　出力されるTP1/EEのファイルの説明
項番	名称	サイズ	最大ファイル数	説明
1	メモリダンプファイル	「6.3.5(1)　メモリダンプファイルの容量設定」参照	trb_dump_file_noオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。
2	メッセージログファイル	log_file_sizeオペランドの指定値	log_file_maxオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。 TP1/EE終了後は，障害調査やJP1で監視が不要なケースであれば，ユーザ判断で削除できます。
3	統計情報ファイル	trb_stc_file_sizeオペランドの指定値	trb_stc_file_noオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。
4	TASKTMファイル	trb_tasktm_file_sizeオペランドの指定値	trb_tasktm_file_noオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。
5	回線トレースファイル	trb_trace_file_sizeオペランドの指定値	trb_trace_file_noオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。
6	UAPトレースファイル	trb_uap_trace_buffer_sizeオペランドの指定値	trb_uap_trace_file_noオペランドの指定値	トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。
7	TP1/EE終了ステータスファイル	2バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
8	TP1/EE開始ステータスファイル	2バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
9	障害情報ファイル	20バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
10	ポート番号格納ファイル	10バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
11	異常終了排他ファイル	0バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
12	連続異常終了時刻引き継ぎファイル	8×サービス数	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
13	サービスUAP障害ファイル	0バイト	1ファイル	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
14	UNIXドメインソケットファイル	0バイト	mysvgdef定義コマンドおよびmyreplydef定義コマンドで指定したポート番号数	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。
15	eerasgetワークファイル	収集する情報に依存	収集する情報に依存	システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。

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