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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


11.11.2 バッファコピー抑止機能

トラブルシュート情報および統計情報は,レコード出力用のバッファが満杯になると,いったんファイル出力用のバッファにコピーされてからファイルに出力されます。これによって,満杯だったレコード出力用のバッファが,再びレコード出力用のバッファに割り当てられます。

このとき,バッファのサイズが大きいと,ファイル出力用のバッファへのコピーが性能低下の原因になるおそれがあります。そこで,満杯になったレコード出力用のバッファから直接ファイルに出力して,レコード出力用のバッファには,確保しておいた予備のバッファ1面を割り当てることができます。これを,バッファコピー抑止機能といいます。なお,満杯だったレコード出力用のバッファは,ファイル出力を終えると予備のバッファに割り当てられます。

バッファコピー抑止機能は,トラブルシュート関連定義のtrb_extend_functionオペランドで指定します。