11.1.3　回復処理で使用するステータスファイル

TP1/EEは，ステータスファイルの情報を基に未決着トランザクションを回復します。ステータスファイルにはトランザクション情報が出力されています。トランザクション情報を取得するステータスファイルの種類を次の表に示します。

表11‒1　トランザクション情報を取得するステータスファイルの種類
種別	説明
CJ	開始CJ トランザクション開始時に取得するステータスファイル同期点開始CJ 1相目処理開始時（xa_prepare関数を呼び出す前）に取得するステータスファイル
HJ	非ルートトランザクションブランチで1相目処理が完了し，レディー応答送信前に取得するステータスファイル
PJ	ルートトランザクションブランチの場合 1相目処理完了時に取得するステータスファイル非ルートトランザクションブランチの場合コミット要求を受信したときに取得するステータスファイル
TJ	トランザクション完了時に取得するステータスファイル
BJ	1相目処理で失敗した場合，またはUAPからのee_trn_chained_rollback関数の呼び出しでロールバックする場合に，ee_trn_rollback_mark関数の呼び出し後の同期点処理時に取得するステータスファイル
DJ	ヒューリスティック決着するときに取得するステータスファイル