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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


dbqsrvdef

〈このページの構成〉

名称

DBキューサービスの定義

形式

{{dbqsrvdef  -v DBキューサービス名
               -p 関連づけるDBキューサービスグループ名
             〔-q DBキュー名,DBキュー名…〕
             〔-n DBキューサービスで使用するDBキューの最大数〕
             〔-t DBキューサービスを同時に起動させるトランザクションの最大数〕
             〔-c R|P〕
                 }}

機能

DBキューのサービスを定義します。DBキューサービスは,DBキューからメッセージを読み出して起動します。DBキュー名は複数指定できます。dbqsrvdef定義コマンドは,31999個まで指定できます。

dbqsrvdef定義コマンドに指定するDBキューサービス名は,降順に指定することをお勧めします。該当するDBキューサービス名の検索を高速化するために,初期化処理では,dbqsrvdef定義コマンドに記述されたDBキューサービス名を昇順にソートします。そのため,dbqsrvdef定義コマンドに指定するDBキューサービス名を降順に指定すると,初期化処理時間を削減でき,プロセス再開始時間を短縮できます。昇順またはランダムに記述すると,初期化処理に時間が掛かります。

オプション

●-v DBキューサービス名  〜〈1〜31文字の識別子〉

DBキューサービス名を指定します。ユーザサービス関連定義のdbq_serviceオペランドで指定したサービス名を指定してください。

●-p 関連づけるDBキューサービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

DBキューサービスと関連づけるDBキューのサービスグループ名を指定します。

●-q DBキュー名  〜〈1〜27文字の英大識別子〉

DBキューサービスと関連づけるDBキュー名を指定します。DBキュー名の最大数は,-nオプションの指定値以内です。

DBキューグループを指定してメッセージを書き込む場合,同一DBキューグループのDBキューを指定することをお勧めします。

-qオプションに指定できるのは,次に示すDBキューです。

  • DBキュー読み出しサーバ変更機能を使用していないDBキューグループで,-eオプションおよび-fオプションを指定していないDBキューグループのDBキュー

  • DBキュー読み出しサーバ変更機能を使用しているDBキューグループのDBキュー

●-n DBキューサービスで使用するDBキューの最大数  〜〈符号なし整数〉((1〜64))《20》

該当するDBキューサービスで使用するDBキューの最大数を指定します。

●-t DBキューサービスを同時に起動させるトランザクションの最大数  〜〈符号なし整数〉((1〜64))《1》

該当するDBキューサービスを同時に起動させるトランザクションの最大数を指定します。

-nオプションの指定値以上の値を指定しても,-nオプションの指定値と同じ値になります。

●-c R|P  〜《R》

該当するDBキューサービスのスケジュール方式を指定します。

R

均等スケジュール方式(ラウンドロビン)

-qオプションに指定した順番に,DBキューから,1メッセージずつ読み出す方式です。

P

優先スケジュール方式

-qオプションで最初に指定されたDBキューから毎回読み出す方式です。-qオプションで最初に指定されたDBキューにメッセージがない場合,2番目以降に指定されたDBキューから,1メッセージずつ読み出します。