メッセージログ関連定義
- 〈このページの構成〉
形式
set形式
〔set log_file_size=メッセージログファイルの最大容量〕 〔set log_file_max=メッセージログファイルの最大ファイル数〕 〔set log_syslog_out=syslogへのメッセージ出力レベル〕 〔set log_usermsg_console=all|api〕 〔set log_syslog_prcid=Y|N〕 〔set log_base_infid=TP1/EE識別子〕 〔set log_syslog_prcno=Y|N〕 〔set log_syslog_date=Y|N〕 〔set log_syslog_time=Y|N〕 〔set log_syslog_service_name=Y|N〕 〔set log_syslog_central_no=Y|N〕 〔set log_syslog_id=Y|N〕 〔set log_syslog_elist=syslog失敗リストのエレメント数〕 〔set log_msg_console=Y|N〕 〔set log_msg_allno=Y|N〕 〔set log_msg_prcid=Y|N〕 〔set log_msg_prcno=Y|N〕 〔set log_msg_sysid=Y|N〕 〔set log_msg_date=Y|N〕 〔set log_msg_time=Y|N〕 〔set log_msg_hostname=Y|N〕 〔set log_msg_pgmid=Y|N〕 〔set log_hsyslog_cmode=SJIS|NONE〕
コマンド形式
なし。
機能
メッセージログ関連情報を定義します。
説明
各オペランドについて説明します。
set形式のオペランド
●log_syslog_out=syslogへのメッセージ出力レベル 〜〈符号なし整数〉((0〜6))《3》
ログファイルへ出力されるメッセージについて,syslogへ出力するレベルを指定します。
- 0
-
すべてのメッセージを出力しません。
- 1
-
レベル1のメッセージを出力します。
- 2
-
レベル2以下のメッセージを出力します。
- 3
-
レベル3以下のメッセージを出力します。
- 4
-
レベル4以下のメッセージを出力します。
- 5
-
レベル5以下のメッセージを出力します。
- 6
-
すべてのメッセージを出力します。
メッセージの出力レベルとメッセージの内容を次の表に示します。
レベル |
メッセージの種類 |
|
---|---|---|
1 |
I |
TP1/EEの起動,終了などを示すメッセージ |
E |
プロセスダウンなどの致命的な障害を示すメッセージ |
|
Q |
ユーザからの応答が必要なメッセージ このメッセージは,コンソール出力のため常に出力されます。 |
|
2 |
E |
業務レベルでの障害などを示すメッセージ |
3 |
E |
基本レイヤ(部品)の障害を示すメッセージ |
4 |
W |
処理続行に支障はないが,ユーザに状況(障害)を通知するメッセージ |
5 |
I |
スレッド起動,コネクション確立などの情報を示すメッセージ |
6 |
I |
レベル5よりも優先順位が低い情報を示すメッセージ |
●log_usermsg_console=all|api 〜《api》
ee_logprint,CBLEELOG(‘PRINT’)で,メッセージを標準出力に出力するかどうかの指定方法を指定します。log_msg_consoleにNを指定した場合はこの指定に関係なく,メッセージを標準出力に出力しません。
- all
-
メッセージ出力時,APIの指定に関係なくすべてのメッセージを標準出力に出力します。
- api
-
メッセージ出力時,標準出力にメッセージを出力するかどうかは,APIの指定に従います。
定義:log_msg_console |
定義:log_usermsg_console |
APIの指定 |
標準出力への出力有無 |
---|---|---|---|
Y(デフォルト) |
all |
有り |
○ |
無し(デフォルト) |
○ |
||
api(デフォルト) |
有り |
○ |
|
無し(デフォルト) |
× |
||
N |
− |
− |
× |
●log_syslog_prcid=Y|N 〜《N》
syslog出力時にプロセスIDを付けるかどうかを指定します。
- Y
-
syslog出力時,出力メッセージにプロセスIDを付けます。
- N
-
syslog出力時,出力メッセージにプロセスIDを付けません。
●log_base_infid=TP1/EE識別子 〜〈2文字の識別子〉
syslog出力時およびメッセージの標準出力時に付けるTP1/EE識別子を指定します。
メッセージの標準出力を行う場合にこのオペランドを有効にするには,log_msg_sysidオペランドにYを指定する必要があります。この場合,ノードIDの替わりにこのオペランドの指定値を出力します。
このオペランドを省略すると,TP1/EE識別子を付けません。
●log_syslog_prcno=Y|N 〜《N》
syslog出力時にメッセージ通番を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
syslog出力時,出力メッセージにメッセージ通番を付けます。
- N
-
syslog出力時,出力メッセージにメッセージ通番を付けません。
●log_syslog_service_name=Y|N 〜《N》
syslog出力時にサービス名を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
syslog出力時,出力メッセージにサービス名を付けます。
- N
-
syslog出力時,出力メッセージにサービス名を付けません。
●log_syslog_central_no=Y|N 〜《N》
syslog出力時に中央処理通番を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
syslog出力時,出力メッセージに中央処理通番を付けます。
- N
-
syslog出力時,出力メッセージに中央処理通番を付けません。
●log_syslog_id=Y|N 〜《N》
syslog出力時にOpenTP1識別子を付けるかどうかを指定します。OpenTP1識別子は,TP1/Server Baseのシステム共通定義のsystem_idオペランドで指定します。
- Y
-
syslog出力時,出力メッセージにOpenTP1識別子を付けます。
- N
-
syslog出力時,出力メッセージにOpenTP1識別子を付けません。
●log_syslog_elist=syslog失敗リストのエレメント数 〜〈符号なし整数〉((0〜65536))《100》
ログサービスがsyslogファイルへの出力に失敗した場合に,該当するメッセージをリトライタイミングまで保管するメモリキューのエレメント数を指定します。1エレメントのサイズは512バイトです。
syslog失敗リストが満杯になった状態で,新たにメッセージを保管する必要がある場合は,エラーメッセージを標準エラー出力に出力したあとに,メッセージを破棄します。
log_syslog_elistオペランドは,1以上の値を指定し,かつ,log_syslog_outオペランドで1以上の値を指定した場合だけ,有効になります。
OSがLinuxの場合,環境変数CBLSYSLOGにYESを指定したときは,log_syslog_elistオペランドに1以上の値を指定してください。
●log_msg_console=Y|N 〜《Y》
標準出力および標準エラー出力の出力設定があるメッセージを標準出力および標準エラー出力に出力するかどうかを指定します。
- Y
-
標準出力および標準エラー出力の出力設定があるメッセージを,標準出力および標準エラー出力に出力します。
- N
-
標準出力および標準エラー出力の出力設定があるメッセージを,標準出力および標準エラー出力に出力しません。
Yを指定したときだけ,以下のオペランド(log_msg_xxxx)の指定が有効になります。
●log_msg_allno=Y|N 〜《N》
メッセージの標準出力時にプロセス内のメッセージ通番を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
プロセス内のメッセージ通番を付けます。
- N
-
プロセス内のメッセージ通番を付けません。
log_msg_allnoオペランドにYを指定したときに出力される情報の内容は,メッセージログ関連定義のlog_msg_prcnoオペランドにYを指定したときに出力される情報の内容と同一です。
●log_msg_prcid=Y|N 〜《N》
メッセージの標準出力時にメッセージの出力要求元のプロセスのプロセスIDを付けるかどうかを指定します。
- Y
-
メッセージの要求元のプロセスのプロセスIDを付けます。
- N
-
メッセージの要求元のプロセスのプロセスIDを付けません。
●log_msg_prcno=Y|N 〜《N》
メッセージの標準出力時にプロセス内のメッセージ通番を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
プロセス内のメッセージ通番を付けます。
- N
-
プロセス内のメッセージ通番を付けません。
log_msg_prcnoオペランドにYを指定したときに出力される情報の内容は,メッセージログ関連定義のlog_msg_allnoオペランドにYを指定したときに出力される情報の内容と同一です。
●log_msg_sysid=Y|N 〜《Y》
メッセージの標準出力時にTP1/EE識別子を付けるかどうかを指定します。TP1/EE識別子には,RPC関連定義のnode_idオペランドの指定値の下2けたが出力されます。
- Y
-
TP1/EE識別子を付けます。
- N
-
TP1/EE識別子を付けません。
●log_msg_date=Y|N 〜《Y》
メッセージの標準出力時にメッセージの出力要求時の日付を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
メッセージの出力要求時の日付を付けます。
- N
-
メッセージの出力要求時の日付を付けません。
●log_msg_time=Y|N 〜《Y》
メッセージの標準出力時にメッセージの出力要求時の時刻を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
メッセージの出力要求時の時刻を付けます。
- N
-
メッセージの出力要求時の時刻を付けません。
●log_msg_hostname=Y|N 〜《Y》
メッセージの標準出力時にメッセージの出力要求元のホスト名を付けるかどうかを指定します。
- Y
-
メッセージの出力要求元のホスト名を付けます。
- N
-
メッセージの出力要求元のホスト名を付けません。
コマンド形式
なし。