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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


4.1.2 通常ファイル

通常ファイルは,柔軟性があり使用効率がよいという特長があります。このため,TP1/EEの定義ファイルなどに使用します。

TP1/EEで使用する通常ファイルを次の表に示します。

表4‒3 TP1/EEで使用する通常ファイル

ファイル名

ファイルの用途

備考

ユーザプログラムライブラリ

UAP共用ライブラリを格納するファイルです。

ユーザが作成します。

各種定義ファイル

TP1/EEの各種システム定義を格納します。

TP1/EEプログラムファイル

TP1/EEのプログラムを格納します。TP1/EEの実行形式ファイルとUAPの作成に使うファイルがあります。

インストール時に自動的に作成されます。

メッセージオブジェクトファイル

メッセージテキストを格納します。

TASKTMファイル

トランザクションごとの統計情報を格納します。

TP1/EE実行時に作成されます。

回線トレースファイル

送受信メッセージや,リソースマネジャ使用時のXAインタフェースなどのデータ,状態に関する情報を格納します。

UAPトレースファイル

UAPの障害に備えて,UAPで使用したTP1/EEのライブラリ関数の発行履歴を取得する,UAPトレース情報を格納します。

統計情報ファイル

TP1/EEシステムの稼働状況に関する情報を格納します。

メモリダンプファイル

TP1/EEが出力したメモリの内容を格納します。

UAPの異常終了によって,スレッドダウンが発生したときに作成されます。

メッセージログファイル

TP1/EEおよびUAPが出力したメッセージを格納します。

TP1/EE実行時に作成されます。