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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


3.4.7 DBキュー読み出しサーバ変更機能

DBキュー機能では,一つのサーバでDBキューからメッセージを読み出します。そのため,DBキュー読み出しサーバが障害でダウンした場合は,DBキューに書き込まれるメッセージを読み出せなくなるため,DBキューが未読み出しメッセージで満杯になるおそれがあります。この現象は,DBキュー読み出しサーバをeedbqchgrコマンドで変更することによって回避できます。DBキュー読み出しサーバは,サーバがダウンした場合だけではなく,サーバが起動中の場合にも変更できます。

〈この項の構成〉

(1) DBキュー読み出しサーバがダウンしている場合

DBキュー読み出しサーバがダウンした場合のサーバ変更処理の流れを次の図に示します。

図3‒36 DBキュー読み出しサーバの変更処理の流れ(サーバがダウンした場合)

[図データ]

(2) DBキュー読み出しサーバが起動中の場合

起動中のDBキュー読み出しサーバでeedbqstopコマンドを実行して,DBキューの読み出しを停止します。次に,eedbqlsコマンドを実行してDBキューの情報を表示します。DBキューのステータスがC(読み出し停止の状態)になっていることを確認してから,eedbqchgrコマンドを実行してDBキュー読み出しサーバを変更します。

DBキュー読み出しサーバが起動中の場合のサーバ変更処理の流れを次の図に示します。

図3‒37 DBキュー読み出しサーバの変更処理の流れ(サーバが起動中の場合)

[図データ]

(3) 注意事項