3.1.6 トランザクショナルRPC
RPCでは,サービス要求をしてから結果が返ってくるまでの処理をトランザクションとするかどうかをee_rpc_call関数の引数で指定できます。トランザクションとするRPCを,トランザクショナルRPCといいます。トランザクショナルRPCの場合は,複数のノードにわたって処理しているRPCでも,一つのトランザクションとして処理できます。
非応答型RPCでTP1/EEがクライアントの場合,メッセージの送信方法に即時送信とトランザクション同期型送信の2種類がありますが,即時送信で要求したRPCだけがトランザクショナルRPCになります。トランザクション同期型送信で要求したRPCは,トランザクショナルRPCになりません。
トランザクショナルRPCの詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」を参照してください。