gpmltch(サブジョブ実行多重度の変更コマンド)
形式
gpmltch { -g サービスグループ名
[ -d 業務プログラム同時実行数 ] [ -c 一括処理数] [ -t ノード内総同時実行サブジョブ数 ] |
-g サービスグループ名 -r } [-h グリッドプロパティ管理ホスト名]
機能
指定したノードマネージャSPPのサービスグループのジョブ実行多重度を変更します。多重度には,サービス起動時の値以下の値を指定してください。変更した多重度を,起動時の値に戻すこともできます。
オプション
- -g サービスグループ名〜((1〜31文字))
-
実行多重度を変更したいノードマネージャSPPのサービスグループ名を指定します。このオプションは,必ず,ほかの多重度に関するオプションと合わせて指定してください。
- -d 業務プログラム同時実行数〜((1〜64))
-
多重度変更後の,業務プログラム同時実行数を指定します。業務プログラム同時実行数の詳細については,「4.10.1 UGPSM_DEFMAXSUBJOB環境変数」を参照してください。
- -c 一括処理数〜((1〜128))
-
多重度変更後の一括処理数を指定します。一括処理数の詳細については,「4.10.4 UGPSM_MAXCNTSUBJOB環境変数」を参照してください。
- -t ノード内総同時実行サブジョブ数〜((1〜1,024))
-
多重度変更後の,ノード内総同時実行サブジョブ数を指定します。ノード内総同時実行サブジョブ数の詳細については,「4.10.5 UGPSM_TOTALSUBJOB環境変数」を参照してください。
- -r
-
多重度を,サービス起動時の値に戻したい場合に指定します。このオプションを指定すると,すべての多重度が起動時の値に変更されます。
- -h グリッドプロパティ管理ホスト名〜((1〜63文字))
-
実行多重度を変更したいノードマネージャSPPが起動している実行ノードのホスト名がシステム共通定義のall_nodeオペランドに指定されているグリッドプロパティ管理ホスト名を指定します。このオプションは,実行ノード共有機能を適用している場合に指定する必要があります。クラスタシステムの場合は,論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合は,コマンド実行ホストのDM_HOSTパラメータの指定値が仮定されます。
戻り値
戻り値 |
内容 |
出力メッセージ |
|
---|---|---|---|
0 |
正常終了 |
なし。 |
|
1〜31 |
内部エラー |
KAKJ1901-E |
システムコールエラーが発生しました。 |
KAKJ1902-E |
メモリ不足が発生しました。 |
||
KAKJ1903-E |
プログラム論理エラーが発生しました。 |
||
32〜47 |
パラメータエラー |
KAKJ1700-E |
コマンドの形式が不正です。 |
48〜 |
その他のエラー |
KAKJ1577-E |
グリッドプロパティ管理ホストとの通信でエラーが発生しました。 |
KAKJ1732-E |
指定したサービスグループが定義されていません。 |
||
KAKJ1733-E |
指定した多重度が指定可能な範囲を超えています。 |
||
KAKJ1734-E |
実行ノードから取得したデータが壊れています。 |
||
KAKJ1735-E |
実行ノードでエラーが発生しました。 |
||
KAKJ1915-E |
一時ファイルの処理でエラーが発生しました。 |
||
KAKJ1918-E |
RPCでエラーが発生しました。 |
表示形式
変更した多重度の情報を表示します。「項目名:項目の値」で表示する項目,表形式で表示する項目の順に表示します。
項目 |
タイトル表記 |
説明 |
データの表示規則 |
---|---|---|---|
サービスグループ名 |
SERVICE GROUP |
情報を取得したサービスグループの名前 |
左詰め |
ホスト名 |
HOSTNAME |
ノードマネージャSPPのサービスグループが起動しているホスト名 |
左詰め |
項目 |
タイトル表記 |
説明 |
データの表示規則 |
---|---|---|---|
多重度名 |
MULTIPLICITY |
多重度の種類。
|
|
コマンドを実行する前の値 |
BEFORE_VALUE |
コマンドを実行する前の値 |
|
コマンドを実行したあとの値 |
AFTER_VALUE |
コマンドを実行したあとの値 |
|
注意事項
-
このコマンドで変更できる多重度は,サービス起動中だけ有効となります。多重度を変更したあとにサービスを再起動した場合,多重度は,ノードマネージャSPPのユーザサービス定義ファイルから取得した値となります。
-
このコマンドを実行しても,ノードマネージャSPPのユーザサービス定義ファイルの内容(UGPSM_DEFMAXSUBJOB環境変数,UGPSM_MAXCNTSUBJOB環境変数,およびUGPSM_TOTALSUBJOB環境変数の値)は変更されません。
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同じサービスグループ名のノードマネージャSPPを複数のホストで起動している場合,任意の1台のホストで起動するノードマネージャSPPおよびそのホストのサブジョブ実行多重度が変更されます。
-
複数の多重度を変更対象として指定した場合,一部の多重度が変更できない値だったときは,指定したすべての多重度は変更されないでエラーが返ります。