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uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


[自動分散定義]ダイアログボックス

[自動分散定義]ダイアログボックスは,自動分散を適用するジョブの詳細を定義するためのダイアログボックスです。

[自動分散定義]ダイアログボックスを次の図に示します。

図7‒14 [自動分散定義]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[入力ファイル名]

自動分散を適用する入力ファイル名のフルパスまたは相対パスを511byte以内の文字列で指定します。相対パスで指定する場合,サブジョブ実行時のワークパスからの相対パスとなります。この指定は省略できません。

入力ファイル名が空白を含む場合は,「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。

[分割数]

入力ファイルの分割数を2〜4094の範囲で指定します。この指定は省略できません。

ここで指定した値が,SORT EEのコマンドオプションになります。SORT EEは,分割数で指定した複数の出力ファイルを同時にオープンするため,分割数に大きな値を指定した場合,OSで設定したプロセスごとのファイルディスクリプタ数を超えてエラーになることがあります。この場合は,分散処理詳細設定のSORT EEコマンドオプションに「-cmdopt SEQOPNCLS」を追加して,ファイル逐次OPEN/CLOSE機能を有効にしてください。

[実行ノード]

実行ノードグループを319byte以内の文字列で指定します。指定する実行ノード名には,グリッドジョブ管理ホストのシステム共通定義(betranrc)のall_nodeオペランドに指定されているノードで起動するノードマネージャSPPのサービスグループ名を指定します。実行ノード共有機能を適用する場合は,ほかの兼用ホストで起動する実行ノード名は指定しないでください。指定を省略した場合は,設定ファイルのNODE_GROUPパラメータで指定された実行ノードグループが設定されます。

[分割処理詳細設定]
[詳細]

分割処理をカスタマイズする場合にクリックします。

[プログラム実行ファイル]

分割ファイルを処理する実行ノード上のプログラム実行ファイル名のフルパスまたは相対パスを,511byte以内の文字列で指定します。相対パスで指定する場合,サブジョブ実行時のワークパスからの相対パスとなります。この指定は省略できません。

パラメータを指定する場合,プログラム実行ファイル名,空白,パラメータの順で入力してください。プログラム実行ファイル名やパラメータが空白を含む場合は,それぞれを「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。

分割処理にデフォルトのスクリプトファイルを使用する場合,指定した入力ファイルには,次のファイル名でアクセスします。

  • uGPS - ManagerがLinuxまたはAIX環境の場合

    ・${UGPSM_DATAINFO}/IN/${UGPSM_DATAID}

  • uGPS - ManagerがWindows環境の場合

    ・${UGPSM_DATAINFO}\\IN\\${UGPSM_DATAID}

マージ処理にデフォルトのスクリプトファイルを使用して,出力したファイルをマージしたい場合,出力ファイル名は次の名称としてください。

  • uGPS - ManagerがLinuxまたはAIX環境の場合

    ・${UGPSM_DATAINFO}/OUT/${UGPSM_DATAID}

  • uGPS - ManagerがWindows環境の場合

    ・${UGPSM_DATAINFO}\\OUT\\${UGPSM_DATAID}

[出力データマージ]

次のどちらかを指定します。

[マージなし]

分割したデータをマージしません。

[マージあり]

分割したデータをマージします。

[出力ファイル名]

分割したデータをマージするファイル名のフルパスまたは相対パスを,511byte以内の文字列で指定します。相対パスで指定する場合,サブジョブ実行時のワークパスからの相対パスとなります。

[出力データマージ]で[マージあり]ラジオボタンを選択した場合に指定します。マージ処理を実行する場合,この指定は省略できません。

出力ファイル名が空白を含む場合は,「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。

[マージ処理詳細設定]
[詳細]

マージ処理をカスタマイズする場合にクリックします。