Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


2.6 ユーザ情報の管理(Windows)

uGPS - Managerでは,JP1/AJS3で指定したOSユーザでジョブを実行できます。この指定したOSユーザでUAPを実行するには,事前に,uGPSユーザ管理情報にユーザ情報(OSユーザ名およびパスワード)を登録しておきます。ユーザ情報は保護する必要があるため,uGPS管理情報の操作専用のuGPS管理グループ(Gridadminグループ)を用意して運用する必要があります。

uGPS - Managerが管理するユーザ情報の概要を次の図に示します。グリッドジョブ実行時は,uGPSユーザ管理情報からジョブ実行ユーザの情報を取得してUAPを起動します。

図2‒53 uGPS - Managerが管理するユーザ情報の概要

[図データ]

uGPSユーザ管理情報の運用例を次に示します。

  1. システム管理者は,uGPSユーザ管理情報を操作するジョブ実行ユーザに対して,Gridadminグループの権限を付与します。

  2. Gridadminグループの権限を付与されたジョブ実行ユーザは,uGPSユーザ管理情報を操作するコマンドを実行します。

  3. コマンド実行後,システム管理者は,ジョブ実行ユーザからGridadminグループの権限を削除します。

〈この節の構成〉