2.3.15 単体グリッドジョブ実行時のサブジョブ自動分散
単体グリッドジョブを実行する際,uGPS - Viewから入出力ファイルや分割数を指定するだけで,自動的にサブジョブを分割して並列実行できます。この機能を利用すると,データを分割するための前処理プログラムやデータをマージするための後処理プログラムを作成することなく,例えば,売り上げデータから合計データを出力するなどの処理を実行できます。
単体グリッドジョブ実行時のサブジョブ自動分散の概要を次の図に示します。
デフォルトで提供している分割処理を実行するスクリプトファイルは,目的に応じてカスタマイズして使用することもできます。自動分散の詳細については,「付録A 自動分散で使用するスクリプトのカスタマイズ」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 自動分散を適用するグリッドジョブの条件
自動分散を適用するグリッドジョブは,次の表に示す条件を満たす必要があります。
分類 |
条件 |
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入力ファイル |
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サブジョブ(UAP) |
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出力ファイル |
データをマージする場合,出力ファイルが次の条件をすべて満たしていること
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