Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)
HDLMを使用している場合,HDLMコマンドの動作ログは,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)の統合トレース情報ファイル(/var/opt/hitachi/HNTRLib2/spool/hntr2n.log(nはファイルの番号))に出力されます。
統合トレース情報の出力量が多い場合,情報が短時間で削除されてしまうことがあります。また,一度に出力される統合トレース情報が多い場合,一部がバッファに取り込まれないで,統合トレースファイルに保存されないことがあります。必要な情報を保存しておくために,Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリの設定を変更して,統合トレースファイルの容量,およびバッファの容量を増やしてください。増加量はシステムへの負荷を考慮して決めてください。
統合トレースファイルの設定のデフォルト値と推奨値を「表3-17 統合トレースファイルの設定のデフォルト値と推奨値」に示します。
表3-17 統合トレースファイルの設定のデフォルト値と推奨値
設定 デフォルト値 推奨値 統合トレースファイルのサイズ 256(KB) 4096(KB) 統合トレースファイルの数 4 8 監視間隔当たりのバッファサイズ 監視間隔 10(秒) 5(秒) バッファサイズ 64(KB) 256(KB) 監視間隔当たりのメッセージの出力件数 監視間隔 0(秒) 0(秒) メッセージ出力件数 0(件) 0(件) Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)がすでにインストールされていた場合,設定値は引き継がれます。設定を変更する場合は,HDLM以外のプログラムでの使用状況を考慮して変更してください。
- <この節の構成>
- 3.8.1 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリを使用する場合の注意事項
- 3.8.2 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリの設定メニューを表示する
- 3.8.3 統合トレースファイルのサイズを変更する
- 3.8.4 統合トレースファイルの数を変更する
- 3.8.5 監視間隔当たりのバッファサイズを変更する
- 3.8.6 監視間隔当たりのメッセージの出力件数を調節する
- 3.8.7 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリの設定を終了する
- 3.8.8 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリの設定を有効にする
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