Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)
HDLMが動作するために必要な,メモリ所要量やディスク占有量について説明します。
- <この項の構成>
- (1) メモリ所要量
- (2) ディスク占有量
(1) メモリ所要量
ホストのメモリ所要量を次に示します。
8MB + (パス数 × 4 ÷ 1024)MB + (システムバッファキャッシュサイズ ÷ 4)MB計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。
- 注
- HDLMでは,I/Oが発行されるごとに約1KBのメモリを使用しますが,I/Oが完了するとこのメモリは解放されます。
- また,メモリ不足などでメモリを確保できない場合は,メモリが確保できるまでの間I/Oが停止します。
(2) ディスク占有量
ホストのディスク占有量を「表3-8 ホストのディスク占有量」に示します。
表3-8 ホストのディスク占有量
ディレクトリ ディスク占有量 /etc 7MB /opt 100MB /sbin 500KB /stand dlmdefpathユティリティの実行時,カーネルファイル(/stand/vmunix)サイズの約2倍のディスク容量が一時的に必要となります。 /usr 2MB /var pMB※1 + qMB※2 + 13MBHDLMのインストール時には上記のほかに一時的に100MBのディスク容量が必要になります。
- 注※1
- 障害ログファイルの設定によって変わります。最大30000MBです。
- pは,障害ログファイルサイズをs(単位はKB,デフォルト値は9900),障害ログファイル数をm(デフォルト値は2)とすると,
- p =(s×m)÷1024[MB]
- として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。
- 注※2
- 最大1000MBで,トレースファイルの設定に依存します。
- qは,トレースファイルサイズをt(単位はKB,デフォルト値は1000),トレースファイル数をn(デフォルト値は4)とすると,
- q =(t×n)÷1024[MB]
- として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。
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