Hitachi Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(HP-UX用)

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3.1.5 メモリ所要量とディスク占有量

HDLMが動作するために必要な,メモリ所要量やディスク占有量について説明します。

<この項の構成>
(1) メモリ所要量
(2) ディスク占有量

(1) メモリ所要量

ホストのメモリ所要量を次に示します。

 
8MB + (パス数 × 4 ÷ 1024)MB + (システムバッファキャッシュサイズ ÷ 4)MB
 

計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。

HDLMでは,I/Oが発行されるごとに約1KBのメモリを使用しますが,I/Oが完了するとこのメモリは解放されます。
また,メモリ不足などでメモリを確保できない場合は,メモリが確保できるまでの間I/Oが停止します。

(2) ディスク占有量

ホストのディスク占有量を「表3-8 ホストのディスク占有量」に示します。

表3-8 ホストのディスク占有量

ディレクトリ ディスク占有量
/etc 7MB
/opt 100MB
/sbin 500KB
/stand dlmdefpathユティリティの実行時,カーネルファイル(/stand/vmunix)サイズの約2倍のディスク容量が一時的に必要となります。
/usr 2MB
/var
pMB※1 + qMB※2 + 13MB
 
HDLMのインストール時には上記のほかに一時的に100MBのディスク容量が必要になります。

注※1
障害ログファイルの設定によって変わります。最大30000MBです。
pは,障害ログファイルサイズをs(単位はKB,デフォルト値は9900),障害ログファイル数をm(デフォルト値は2)とすると,
p =(s×m)÷1024[MB]
として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。

注※2
最大1000MBで,トレースファイルの設定に依存します。
qは,トレースファイルサイズをt(単位はKB,デフォルト値は1000),トレースファイル数をn(デフォルト値は4)とすると,
q =(t×n)÷1024[MB]
として計算します。計算式で割り切れなければ1MB切り上がります。

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