Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


12.2.7 定義ファイルの作成

root権限のユーザで定義ファイルを管理するホストにログインし,bjexeedefgenコマンドを実行することで,次に示すコンポーネントのサーバ間排他/共用制御機能の通信用の定義ファイルを作成する。bjexeedefgenコマンドの詳細については,「14. BJEX EEのコマンド」の「bjexeedefgen(定義ファイル生成コマンド(管理者用))」を参照のこと。

bjexeedefgenコマンドには,次の表に示す内容を指定する。

表12‒3 bjexeedefgenコマンドで指定する内容

設定項目

内容

生成対象ホスト名一覧

システムを構成するホスト名の一覧。クラスタ構成で使用するホストの場合,論理ホスト名を指定する。

各ホストの種別

ホストの種別として,次のどれかを指定する。

  • 管理サーバ

  • バッチサーバ

  • 兼用サーバ

全ホストの定義ファイル管理ディレクトリ名

生成した全ホストの定義ファイルを格納するディレクトリ。定義ファイルのマスタ格納庫となる。

BJEX EEディレクトリ

BJEX EEが使う各種ファイルまたはディレクトリを格納するディレクトリ。システムを構成する全ホストで同じディレクトリとなる。BJEX EEディレクトリは,環境構築時にシステムを構成する各ホストに作成される。

システム識別子

システムを識別する識別子。

ネームサービスのポート番号

システムサーバの1つのネームサービスで使用するポート番号。

スケジュールサービスのポート番号

システムサーバの1つのスケジュールサービスで使用するポート番号。

bjexeedefgenコマンドは,BJEX EEがモデルとして保持する各規模の定義ファイルを基に,各種の定義ファイルを生成する。bjexeedefgenコマンドの実行後に生成される定義ファイルの格納ディレクトリの形式とその内容を次に示す。なお,図中の番号は,説明の番号に対応している。

図12‒2 定義ファイル格納ディレクトリの形式

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 定義ファイル管理ディレクトリ

生成した定義ファイルを格納するルートディレクトリ。

(2) セットアップ対象とするホストの定義ファイル格納ディレクトリ

セットアップ対象とするホストの定義ファイルを格納するディレクトリ。

(3) 定義ファイル

セットアップ対象のホストの定義ファイル。名称や所有者は定義ファイルによって異なる。定義ファイルの内容を次の表に示す。

表12‒4 セットアップ対象とするホストの定義ファイルの内容

定義項目

名称

所有者/パーミッション

内容

ホスト

管理サーバ

バッチサーバ

設定ファイル※1

bjexee.conf

コマンド実行ユーザ/644

設定ファイル

ロック制御マネージャSPP定義

BJEElckm

コマンド実行ユーザ/644

ロック制御マネージャのSPP定義

クライアント監視マネージャSPP定義

BJEEcltm

コマンド実行ユーザ/644

クライアント監視マネージャSPPの定義

システム共通定義※2

betranrc

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

システム環境定義

env

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

ログサービス定義

log

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

ネームサービス定義

nam

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

プロセスサービス定義

prc

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

スケジュールサービス定義

scd

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

ステータスサービス定義

sts

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

システムサービス構成定義

sysconf

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

タイマサービス定義

tim

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

トランザクションサービス定義

trn

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

ユーザサービス構成定義

usrconf

コマンド実行ユーザ/644

TP1/SB定義

(凡例)

○:ディレクトリに含まれる。

−:ディレクトリに含まれない。

注※1

内容については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。なお,設定ファイルの指定値を変更した場合は,設定対象となるコンポーネントを再起動する必要がある。

注※2

システム共通定義からユーザサービス構成定義までのTP1/SB定義の詳細は,マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義」を参照のこと。

生成される定義ファイル管理ディレクトリの注意

bjexeedefgenコマンドで生成した定義ファイル管理ディレクトリおよび定義ファイル格納ディレクトリには,定義のバックアップファイルやディレクトリなど,セットアップに使用しないファイルは格納しないこと。例えば,bjexeemgrsetupコマンドでは,定義ファイル管理ディレクトリ下のディレクトリ名をセットアップ対象のホスト名として扱うため,不当なディレクトリを配置すると環境構築ができない。また,bjexeemgrsetupコマンドでは,セットアップ対象とするホストの定義ファイル格納ディレクトリ下の定義ファイルの内容を参照して,定義内容を取得して動作するが,ファイル名やディレクトリの階層は意識していない。そのため,不当なファイルやディレクトリを配置すると環境構築ができない。

(4) クラスタシステムで使用する論理ホスト名の定義

クラスタシステムの場合,管理サーバのシステム共通定義(betranrc)にクラスタシステムで使用する管理サーバの論理ホスト名を定義する必要がある。

論理ホスト名を定義するためのコマンドを次に示す。

形式
dcbindht -h 論理ホスト名
機能

クラスタシステムで使用する管理サーバの論理ホスト名を定義する。

オペランド
論理ホスト名 〜<英字と数字と-(ハイフン)>((1〜20文字))

クラスタシステムで使用する管理サーバの論理ホスト名を指定する。指定値は,設定ファイルbjexee.confのLOCK_HOSTパラメータで指定した論理ホスト名と一致させること。