Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


12.2.8 実行環境の構築

セットアップで使用するBJEX EEコマンドを実行するための環境構築方法を示す。

環境構築時の注意

環境構築で各ホストに定義ファイル(サーバ定義および設定ファイル)が転送される際,転送先のホストにファイルが存在すると,上書きして処理を実行する。そのため,全ホストの定義ファイルは,定義ファイル管理ディレクトリ(bjexeedefgenコマンドの-oオプションで指定したディレクトリ)で一元管理し,各ホストに存在する定義ファイルの内容を個別に変更しないようにすること。

root権限で定義ファイル管理ディレクトリを作成したホストから環境構築用のbjexeemgrsetupコマンドを実行することで,管理サーバおよびバッチサーバに各種定義ファイルが転送され,環境が構築される。

リモートログインを使用して環境構築する場合,sshの設定が必要となる。設定内容の詳細については,「12.2.10 sshの設定」を参照のこと。

BJEX EE管理者権限で環境構築する場合はsudoコマンドの設定が必要となる。設定内容の詳細については「12.2.11 root権限で実行するコマンドの登録」を参照のこと。

リモートログインを許可しない環境の場合

bjexeemgrsetupコマンドは,環境構築対象となるホストにリモートログインして環境を構築する。そのため,リモートログインを許可しない環境の場合,次の手順で環境を構築すること。

  1. 定義ファイルを管理するホストに生成した定義ファイル管理ディレクトリ全体を,手動で構築対象ホストの任意の場所に配置する。

  2. 構築対象ホストにログインし,bjexeemgrsetupコマンドの-hオプションにログインしたホストだけを指定してコマンドを実行する。

root権限で実行するコマンドを登録できない環境の場合

bjexeemgrsetupコマンドはroot権限で実行するため,OSのsudoコマンドを利用する。そのため,次の条件をすべて満たす場合には,環境構築対象のホストのBJEX EE管理者のパスワードを要求される。

  • root権限を持たないユーザでbjexeemgrsetupコマンドを実行した

  • root権限で実行するコマンドをBJEX EE管理者がパスワードなしで実行することを許可していない

  • bjexeemgrsetupコマンド内で,初回のsudoコマンド使用時または2回目以降のsudoコマンド使用時にパスワードの使用期限を超えている

    このパスワード要求を回避するため,環境構築は次のどちらかの方法で実行すること。

    • root権限を持つユーザでbjexeemgrsetupコマンドを実行する

    • root権限で実行するコマンドをBJEX EE管理者がパスワードなしで実行することを許可する

bjexeemgrsetupコマンドの実行によって作成されるファイルおよびディレクトリを次の表に示す。

表12‒5 生成される定義ファイルまたはディレクトリと設定内容

定義ファイルまたはディレクトリ

ファイルまたはディレクトリ名

所有者/パーミッション

対象ホスト

管理サーバ

バッチサーバ

設定ファイル

/opt/hitachi/bjexee/conf/bjexee.conf

BJEX EE管理者/0644

メッセージログ用ディレクトリ

設定ファイル(bjexee.conf)のLOG_DIRパラメータに指定した内容

root/0777

トレース用ディレクトリ

設定ファイル(bjexee.conf)のTRACE_DIRパラメータに指定した内容

root/0777

クライアント用ログディレクトリ

設定ファイル(bjexee.conf)のCLT_TRC_PATHパラメータに指定した内容

root/0777

BJEX EEディレクトリ

bjexeedefgenコマンドの-bオプションで指定した内容

BJEX EE管理者/0755

(凡例)

○:生成する。