3.10.2 SYSINデータとなる文字列
SYSINデータは複数行にわたり記述できる。
SYSINデータは,"!"(感嘆符)で囲む。"!"(感嘆符)でSYSINデータの範囲を示す。
XMLでは,特定の文字は直接文字として記述できないため,SYSINデータはCDATAセクションとして記述し,ジョブ定義XMLと解釈されないようにする。CDATAセクションは,<![CDATA[ と ]]>に囲まれた文字列であり,]>以外の文字列を指定できる。
SYSINデータの開始は,場合によって異なる。
SYSINデータの先頭を1カラム目から記述できるように,先頭の"!"のある行が空白(存在しなくてもよい)と改行だけであれば,その次の行からSYSINデータとして扱う。SYSINデータの終了は,最後の"!"の直前の文字である。
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例1
<![CDATA[ ! △△ABC△△ EFG ! ]]>
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例2
<![CDATA[ !△△ △△ABC△△ EFG ! ]]>
先頭の"!"のある行に空白以外の文字がある場合,先頭の"!"の次の文字からSYSINデータとして扱う。
例2の書き方は誤りの原因となりやすい。通常は,例1のように記述すること。
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例3
<![CDATA[ !△△ABC△△ EFG ! ]]>
先頭の"!"と最後の"!"が同一行に存在する場合(先頭の"!"と最後の"!"の間に改行がない場合),その間の文字列をすべて,SYSINデータとして扱う。
例3の書き方は誤りの原因となりやすい。通常は,例1のように記述すること。
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例4
<![CDATA[ !△△ABC△△! ]]>
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例5
<![CDATA[ !△△ABC△△! ]]>
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例6
<![CDATA[ !! ]]>
0バイトのSYSINデータは,次に示すように記述する。先頭と最後の"!"を連続させる。
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例7
<![CDATA[ ! △△ABC△△ EFG! ]]>
最終行を改行しない場合,次に示すようにデータの直後で改行しないで,"!"を記述する。
- (凡例)
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△:空白を示す。
ゴシック:SYSINデータを示す。