3.5.3 PARM属性値が空白を含む場合
PARM属性の値が空白を含む場合,そのEXEC要素のPARMSPLIT属性の指定によって,次に示すように引数が決定する。
- 〈この項の構成〉
(1) EXEC要素にPARMSPLIT="YES"の指定がある場合
UNIXでの一般的な引数インタフェースであるC言語インタフェースに従った形式で,空白で分割した複数の引数としてプログラムに渡される。
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指定方法
<EXEC PGM="program" PARM="AAA△BBB△△△CCC△△" PARMSPLIT="YES" />
- (凡例)
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△:空白を示す。PARM属性値の空白の扱いを説明するために必要な空白だけを「△」と明示的に表現する。
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実行するコマンド
実行プログラム:program 引数1:AAA 引数2:BBB 引数3:CCC
(2) EXEC要素にPARMSPLIT="NO"の指定がある場合
VOS3から移行したCOBOLプログラムなどのVOS3インタフェースに従った形式で,空白を含めて全体を1つの引数としてプログラムに渡される。
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指定方法
<EXEC PGM="program" PARM="AAA△BBB△△△CCC△△" PARMSPLIT="NO" />
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実行するコマンド
実行プログラム:program 引数1:AAA△BBB△△△CCC△△
- (凡例)
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△:空白を示す。PARM属性値の空白の扱いを説明するために必要な空白だけを「△」と明示的に表現する。
(3) PARMSPLIT属性を省略した場合
設定ファイルのEXEC_PARMSPLITパラメータの指定に従う。EXEC_PARMSPLITパラメータを省略した場合は,C言語インタフェースに従った形式で,空白で分割した複数の引数としてプログラムに渡される。
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指定方法
<EXEC PGM="program" PARM="AAA△BBB△△△CCC△△" />
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実行するコマンド
EXEC_PARMSPLITパラメータのPARM属性値の空白分割指定="YES"の場合 実行プログラム:program 引数1:AAA 引数2:BBB 引数3:CCC EXEC_PARMSPLITパラメータのPARM属性値の空白分割指定="NO"の場合 実行プログラム:program 引数1:AAA△BBB△△△CCC△△ EXEC_PARMSPLITパラメータを省略した場合 実行プログラム:program 引数1:AAA 引数2:BBB 引数3:CCC
- (凡例)
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△:空白を示す。PARM属性値の空白の扱いを説明するために必要な空白だけを「△」と明示的に表現する。