3.5.4 ジョブステップの正常終了/異常終了
ジョブステップの実行結果と,設定ファイルのPGM_RCABENDパラメータの指定によって,ジョブステップが正常終了するか,異常終了するかが決定する。
ジョブステップが正常終了する場合,ジョブステップ完了メッセージとしてKAKC0097-Iが出力される。ジョブステップが異常終了する場合,ジョブステップ完了メッセージとしてKAKC0096-Eが出力される。
ジョブステップが正常終了するか,異常終了するかの条件を次の表に示す。
ジョブステップの実行結果 |
PGM_RCABENDの指定値 |
正常終了/異常終了 |
---|---|---|
ユーザプログラムがシグナルを受信しないで終了 |
ユーザプログラムの終了コードと一致しない |
ジョブステップ正常終了 (RC=ユーザプログラムの終了コード) |
ユーザプログラムの終了コードと一致する |
ジョブステップ異常終了 (RC=ユーザプログラムの終了コード) |
|
ユーザプログラムがシグナルを受信して異常終了 (RC=128+シグナル番号) |
− |
ジョブステップ異常終了 (RC=128+シグナル番号) |
ジョブステップ実行時にジョブコントローラでエラーが発生 |
− |
ジョブステップ異常終了 (RC=バッチジョブ実行システムのエラー終了コード) |
- (凡例)
-
−:なし。
ジョブステップ実行時に,ジョブコントローラでエラーが発生した場合を除くジョブステップ異常終了の場合,ファイルの後処理はDISP属性の第3パラメータに従う。また,後続ジョブステップは,COND属性にEVENまたはONLYが指定されているステップだけ実行する。
JSPEC機能を使用している場合,ジョブステップが異常終了であればJSPECAN機能によるジョブステップ打ち切りが行われる。詳細については,「3.12.1(3)(b) JOBPARM_JSPECANパラメータを指定する方法(JSPECAN機能)」を参照のこと。