メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue - Access 使用の手引
JMSインタフェースを使用する場合は,キュー定義ファイルでアプリケーションが使用するキューを定義しておく必要があります。
キュー定義ファイルはテキストエディタを使用して作成します。キュー定義ファイルの名称および格納先ディレクトリは任意です。作成したキュー定義ファイルは,TP1/Message Queue - Accessの環境変数QueueConfigFileNameでキュー定義ファイル名を指定することによって有効になります。キュー定義ファイルはTP1/Message Queue - Accessの起動時に読み込まれます。キュー定義ファイルの記述形式が不正な場合は,TP1/Message Queue - Accessの起動に失敗します。
- <この項の構成>
- (1) キュー定義ファイルの記述形式
- (2) キュー定義ファイルの記述例
- (3) キュー定義ファイルの作成規則
(1) キュー定義ファイルの記述形式
QueueImplClass=QImpl名※1
Queue.通番※2.DisplayName=キューの表示名※3
Queue.通番.QueueName=キュー名称※4
Queue.通番.QueueManagerName=キューマネジャ名称※5
- 注※1
- QImpl名は「jp.co.Hitachi.soft.mqadaptor.QueueImpl」固定です。
- 注※2
- 通番には,1〜20480の範囲の値を指定してください。
- 注※3
- CosminexusのNameSpaceには,「TP1_Message_Queue_Access_表示名_que」の値で登録されます。
- 注※4
- キュー名称には,モデルキュー以外のキューを指定してください。
- 注※5
- キューマネジャ名称には,接続先のキューマネジャ名称を指定してください。
(2) キュー定義ファイルの記述例
QueueImplClass=jp.co.Hitachi.soft.mqadaptor.QueueImpl
Queue.1.DisplayName=Que1
Queue.1.QueueName=Queue1
Queue.1.QueueManagerName=QMgr1
Queue.2.DisplayName=Que2
Queue.2.QueueName=Queue2
Queue.2.QueueManagerName=QMgr2
Queue.3.DisplayName=Que3
Queue.3.QueueName=Queue3
Queue.3.QueueManagerName=QMgr3
(3) キュー定義ファイルの作成規則
- コメントや継続行の記述も含めて,java.util.Propertiesクラスのloadメソッドで読み出しできる形式で作成してください。
- QueueImplClassの指定がない場合,またはQueueImplClassの値が指定されていない場合はデプロイがエラーになります。
- 個々のキューごとに,DisplayName,QueueName,およびQueueManagerNameのそれぞれを指定してください。
- Queue.n.DisplayNameの指定がない場合,またはQueue.n.DisplayNameの値が指定されていない場合は,通番がn-1のキューまでが有効になります。この場合,通番n以降のキュー定義は無視されます。
- QueueNameの指定がない,またはQueueNameの値が指定されていないキューは無効になります。
- QueueManagerNameの指定がない,QueueManagerNameの値が指定されていない,またはすべて空白が指定されているキューは,デフォルトのキューマネジャが指定されたものと認識されます。
- 同一のプロパティを複数記述した場合は,どの値が有効になるか保証されません。
- キュー定義が一つもない場合は,フォーマット不正となります。
- 表示名が重複した場合,通番の大きい方が有効となります。
- DisplayNameに指定できる文字は,半角英字(A〜Z,a〜z),半角数字(0〜9),および半角のアンダスコア(_)です。それ以外の文字を指定したキューは無効になります。
- キュー名称には,モデルキューは指定しないでください。モデルキューを指定した場合,該当するモデルキューを指定したcreateSender,createReceiver,およびcreateBrowser,ならびにQueue指定のsendが発行されると,InvalidDestinationExceptionがスローされます。
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