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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス


付録C.3 浮動小数点のマシンコード形式

浮動小数点のマシンコード形式に有効なオプションを次に示します。

MQENC_FLOAT_UNDEFINED

未定義の浮動小数点のマシンコード形式

浮動小数点数は,未定義のマシンコード形式で表現されます。

MQENC_FLOAT_IEEE_NORMAL

通常のIEEEフロートのマシンコード形式

浮動小数点数は,標準のIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)で使用している浮動小数点フォーマットで表現されます。バイト中の配列を次に示します。

  • 仮数の最下位バイトは最も高位なアドレスを持ち,べき指数を含むバイトは最も低位なアドレスを持ちます。

  • 各バイトの最下位のビットは,次の高位アドレスを持つバイトと隣接しています。

  • 各バイトの最上位ビットは,次の低位アドレスを持つバイトと隣接しています。

MQENC_FLOAT_IEEE_REVERSED

IEEEフロートのマシンコード形式の反転

浮動小数点数は,MQENC_FLOAT_IEEE_NORMALと同じ方法で表現されますが,バイト単位では,反転した順序に配列されます。各バイト中のビットは,MQENC_FLOAT_IEEE_NORMALと同じ方法で配置されます。

MQENC_FLOAT_S390

System/390アーキテクチャフロートのマシンコード形式

浮動小数点数は,標準のSystem/390浮動小数点フォーマットで表現されます。これは,System/370でも使用されています。