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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/Secondary Logical Unit - TypeP2編


OpenTP1システムの変更に影響する定義

OpenTP1システムの変更に伴って見直しが必要となる定義およびOpenTP1ファイルについて説明します。

〈このページの構成〉

コネクション(論理端末)の追加

コネクション(論理端末)を追加する場合に見直す必要のある定義の一覧,および再見積もりが発生する条件を次の表に示します。

表6‒3 コネクション(論理端末)を追加する場合に見直しが必要な定義の一覧

定義ファイル名

定義

再見積もりが発生する条件

システム環境定義

static_shmpool_size※1

無条件に再見積もりが必要

dynamic_shmpool_size※1

同時に送受信するメッセージ数が増加する場合

MCFマネジャ定義

mcfmcomn -n

メッセージ出力通番を使用する場合

mcfmcomn -p※2

無条件に再見積もりが必要

mcfmexp -l※3

拡張予約定義を定義している場合

MCF通信構成定義

mcftbuf -g count※4

無条件に再見積もりが必要

mcftsts -l

状態を引き継ぐ論理端末が増える場合

システムサービス共通情報定義

max_open_fds※5

無条件に再見積もりが必要

注※1

詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の「MCFサービス用の共用メモリの見積もり式」の説明を参照してください。

注※2

詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の「mcfmcomn」と「MCFサービス用の共用メモリの見積もり式」の説明を参照してください。

注※3

詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の「mcfmexp」の説明を参照してください。

注※4

詳細については,「mcftalccn(コネクション定義の開始)」の注意事項とマニュアル「OpenTP1 システム定義」の「mcftbuf」の説明を参照してください。

注※5

詳細については,「システムサービス共通情報定義」を参照してください。

見直す必要のあるOpenTP1ファイルの一覧,および再見積もりが発生する条件を次の表に示します。

表6‒4 コネクション(論理端末)を追加する場合に見直しが必要なOpenTP1ファイルの一覧

OpenTP1ファイル

再見積もりが発生する条件

ステータスファイル

次に示すどれかの条件の場合,再見積もりが必要

  • メッセージ出力通番を使用する場合

  • 拡張予約定義を定義している場合

  • 状態を引き継ぐ論理端末が増える場合

メッセージキューファイル

入力キューまたは出力キューにディスクキューを割り当てていて,同時に送受信するメッセージ数が増加する場合

また,SLU - TypeP2の「リリースノート」を参照し,MCF通信プロセスが使用するローカルメモリのメモリ所要量も見直してください。