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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/Secondary Logical Unit - TypeP2編


SLU - TypeP2固有のシステム定義の種類

OpenTP1のネットワークコミュニケーション定義のうち,SLU - TypeP2に固有の定義の一覧を次の表に示します。

表6‒2 SLU - TypeP2固有の定義の一覧

定義名

コマンド

オプション・オペランド

定義内容

指定値((値範囲))《省略時解釈値》

MCFマネジャ定義

mcfmuap

-t

sndrcvtim

同期型送受信監視時間

符号なし整数((0〜65535))《0》(単位:秒)

MCF通信構成定義

共通定義

プロトコル共通のコマンドだけで指定できます。共通のコマンドについては,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

プロトコル固有定義

mcftalccn(コネクション定義の開始)

指定数:1〜512

-c

コネクションID

1〜8文字の識別子

-p

プロトコルの種別

slup2

-g

sndbuf

メッセージ送信用バッファグループ番号

符号なし整数((1〜512))

rcvbuf

メッセージ受信用バッファグループ番号

符号なし整数((1〜512))

-e

msgbuf

メッセージ編集用バッファグループ番号

符号なし整数((1〜512))

count

メッセージ編集用バッファ数

符号なし整数((1〜131070))

-m

mode

使用する通信管理

xnfas

-i

コネクションの確立方法

auto|《manual》

-b

bretry

コネクション確立障害時の確立再試行をするかどうかを指定

《yes》|no

bretrycnt

コネクション確立障害時の確立再試行回数

符号なし整数((0〜65535))《0》(単位:回)

bretryint

コネクション確立障害時の確立再試行間隔

符号なし整数((0〜2550))《60》(単位:秒)

-k

起動種別

host|ws|auto

-n

ownnode

自局ノード名称

符号なし整数((0〜253))

-q

hostnode

ホストノード名称

1〜8けたの16進数字

-r

sndrusiz

送信最大RU長

符号なし整数((0〜32767))

rcvrusiz

受信最大RU長

符号なし整数((8〜32767))

-o

LOGONモード名称

1〜8文字の識別子|space

-j

pluname

PLU名称

1〜8文字の識別子

-d

問い合わせメッセージの応答識別

《rqd》|rqe

-w

cmderrstp

状態変更不可時の運用コマンドを正常リターンするかどうかを指定

yes|《no》

firststsn

OpenTP1の開始後,初めてのSTSNコマンドに対する応答の種類

positive|《negative》

-f

FMHを使用するかどうかを指定

《yes》|no

-t

termself

TERM-SELFの終了方式

《orderly》|forced

setplu

TERM-SELFにPLU名称を設定するかどうかを指定

yes|《no》

dactlu

TERM-SELFのDACTLU送信フィールドに設定する送信種別

on|《off》

mcftalcle(論理端末定義)

指定数:1〜512

-l

論理端末名称

1〜8文字の識別子

-t

論理端末の端末タイプ

send|receive|request

-m

mmsgcnt

メモリ出力メッセージ最大格納数

符号なし整数((0〜65535))《0》

dmsgcnt

ディスク出力メッセージ最大格納数

符号なし整数((0〜65535))《0》

-k

quekind

出力メッセージの割り当て先

《memory》|disk

quegrpid

キューグループID

1〜8文字の識別子

-o

aj

メッセージ送信完了ジャーナルを取得するかどうかを指定

《yes》|no

-v

アプリケーション名

1〜8文字の識別子

mcftalced(コネクション定義の終了)

指定数:mcftalccnと同数

コネクション定義の終了

(凡例)

−:該当しません。

注※

SLU - TypeP2に固有の定義だけ記載してあります。このほかにも,プロトコルで共通の定義コマンド,オプション,オペランドがあります。それらについては,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

〈このページの構成〉

定義の指定順序

SLU - TypeP2のプロトコル固有定義コマンドの指定順序を次の図に示します。MCF通信構成定義コマンドを指定するときは,必ずこの順序に従ってください。

図6‒1 SLU - TypeP2のプロトコル固有定義コマンドの指定順序

[図データ]

注※

mcftalccnとmcftalcleの指定は,1対1になるようにしてください。