分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編

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8.2.4 一方受信形態の障害

一方送信メッセージ受信時の障害発生個所を次の図に示します。また,一方送信メッセージ受信時の障害の処理を表8-8に示します。該当する数字を参照してください。

図8-6 一方送信メッセージ受信時の障害発生個所

[図データ]

表8-8 一方送信メッセージ受信時の障害の処理

発生個所 内容 TP1/NET/OSAS-NIFの処理 受信メッセージの扱い UAPでできる処理
1. コネクション障害
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
破棄 CERREVT処理
mcftdctle入力
  • メッセージログを出力します。
  • 相手システムへ受信拒否を送信します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄 CERREVT処理
t4タイムアウト発生
  • メッセージログを出力します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄 CERREVT処理
NIF-REJECT受信 同上 破棄 CERREVT処理
送信中断受信 同上 破棄 CERREVT処理
2. 入力メッセージ編集UOC障害
  • メッセージログを出力します。
  • 相手システムへ受信拒否を送信します。
  • CERREVTを起動します。
  • 論理端末を閉塞します。
破棄
UAP型不一致 同上 破棄
バッファ取得障害 同上 破棄
アプリケーション名取得障害
  • ERREVT1またはERREVT2を起動します(起動できない場合は,メッセージログを出力後,相手システムへ受信拒否を送信してから,CERREVTを起動し,論理端末を閉塞します)。
ERREVT1またはERREVT2で受信(起動できない場合破棄) ERREVT1またはERREVT2処理
入力キュー障害 同上 ERREVT1またはERREVT2で受信(起動できない場合破棄) ERREVT1またはERREVT2処理
(凡例)
−:該当しません。