分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
相手システムとの接続方法や接続時に使用したい機能によって,使用する通信管理プログラムは次の図に示すとおり異なります。
通信管理プログラムの詳細については,マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」およびマニュアル「通信管理 XNF/AS 構成定義編」を参照してください。
図5-3 通信管理プログラムによる相手システムとの接続方法および接続時の機能の違い
図中のどの通信管理プログラムを使用する場合でも,TP1/NET/OSAS-NIFのMCF通信構成定義(mcftalccn)で指定する定義の内容と,XNF/ASのシステム定義時に指定する定義の内容とを関連づける必要があります。関連づける必要のある項目を次に示します。
関連づける項目は,相手システムとの接続方式および接続時の機能によって異なります。使用する接続方式および接続時の機能別に,次に示します。
回線接続する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。
表5-5 回線接続する場合のXNF/ASの定義との関連づけ
項番 | TP1/NET/OSAS-NIFでの定義内容 | XNF/ASでの定義内容 | ||
---|---|---|---|---|
コマンド | 内容 | 定義文 | オペランド | |
1 | mcftalccn | 定義数(コネクション数) | configuration | max_OSI_association |
2 | max_TC_class02 | |||
3 | mcftalccn | -nオプションで指定するTセレクタ値の種類数 | configuration | max_TSAP |
4 | mcftalccn | -zオプション(スロット番号) | link | VASS |
チャネル接続する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。
表5-6 チャネル接続する場合のXNF/ASの定義との関連づけ
項番 | TP1/NET/OSAS-NIFでの定義内容 | XNF/ASでの定義内容 | ||
---|---|---|---|---|
コマンド | 内容 | 定義文 | オペランド | |
1 | mcftalccn | 定義数(コネクション数) | configuration | max_OSI_association |
2 | max_CHANNEL_TC | |||
3 | mcftalccn | -nオプションで指定するTセレクタ値の種類数 | configuration | max_TSAP |
4 | mcftalccn | -zオプション(スロット番号) | CHANNEL_VC | VASS |
OSI拡張機能を使用する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。
表5-7 OSI拡張機能を使用する場合のXNF/ASの定義との関連づけ
項番 | TP1/NET/OSAS-NIFでの定義内容 | XNF/ASでの定義内容 | ||
---|---|---|---|---|
コマンド | 内容 | 定義文 | オペランド | |
1 | mcftalccn | 定義数(コネクション数) | configuration | max_OSI_association |
2 | max_TPTCP_connection | |||
3 | mcftalccn | -nオプションで指定するTセレクタ値の種類数 | configuration | max_TSAP |
4 | mcftalccn | -zオプション(スロット番号) | TPTCP_define | VASS |
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