分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
出力メッセージ編集UOCは,送信する論理メッセージを編集するUOCです。出力メッセージ編集UOCは,UAPが発行した送信メッセージを相手システムに送信する前に処理します。TP1/NET/OSAS-NIFは,出力キューから全セグメントを読み出すと,出力メッセージ編集UOCを起動させます。
ユーザは,MCFメイン関数でUOC関数アドレスを設定します。また,必要に応じてMCF通信構成定義(mcftalccn -e)で,メッセージ編集用バッファグループ番号を定義します。
送信するメッセージが格納されている送信バッファおよび定義で指定した編集バッファをリスト形式で引き渡します。UOCでは,これらのバッファを使用して,出力メッセージの編集処理ができます。
また,UOCからのリターンコードで相手システムへ送信するメッセージとして,送信バッファに格納されたものを使用するか,または編集バッファに格納されたものを使用するかを選択できます。
UOCからDCMCF_UOC_MSG_NGでリターンした場合,該当するメッセージを破棄し,論理端末を閉塞します。なお,MCFはメッセージログを出力し,障害通知イベント(CERREVT)を通知します。
UOCで設定した値に不正があった場合,MCFはメッセージログを出力し,障害通知イベント(CERREVT)を通知します。
入力メッセージ編集UOCの組み込み方法と同じです。「4.1.1(5) OpenTP1への組み込み方法」を参照してください。
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