分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編
論理端末に届いたメッセージのうち,一つのセグメントを受信します。セグメントの数だけdc_mcf_receive関数を呼び出すと,一つの論理メッセージを受信できます。
dc_mcf_recieve関数で受信できるメッセージの種類を次に示します。
セグメントを受信する領域の形式を次に示します。Lは,バッファ形式1の場合は8バイト,バッファ形式2の場合は4バイトです。
{DCMCFFRST|DCMCFSEG}〔|{DCMDFBUF1|DCMDFBUF2}〕
リターン値 | リターン値 (数値) |
意味 |
---|---|---|
DCMCFRTN_00000 | 0 | 正常に終了しました。 |
DCMCFRTN_71000 | -12000 | 先頭セグメントを受信するdc_mcf_receive関数を2回以上呼び出しています。中間セグメントまたは最終セグメントを受信する場合は,actionにDCMCFSEGを設定してdc_mcf_receive関数を呼び出してください。 |
DCMCFRTN_71001 | -12001 | メッセージの最終セグメントを受信したあとで,次のセグメントを受信するdc_mcf_receive関数を呼び出しています。直前に呼び出したdc_mcf_receive関数でメッセージはすべて受信しました。 このリターン値が返されたあとに,再びdc_mcf_receive関数を呼び出した場合は,リターン値DCMCFRTN_72000が返されます。 |
DCMCFRTN_71002 | -12002 | メッセージキューからの入力処理中に障害が発生しました。 |
メッセージキューが閉塞されています。 | ||
DCMCFRTN_72000 | -13000 | <MHPの実行でリターンした場合>
|
<SPPの実行でリターンした場合> SPPではdc_mcf_receive関数を呼び出せません。 |
||
DCMCFRTN_72001 | -13001 | termnamに設定した論理端末名称が間違っています。 |
DCMCFRTN_72013 | -13013 | inbuflengの指定値を超えるセグメントを受信しました。inbuflengの指定値を超えた部分は切り捨てました。 |
DCMCFRTN_72016 | -13016 | actionに設定した値が間違っています。 |
resv01に設定した値が間違っています。 | ||
引数に設定した値に間違いがあります。 | ||
DCMCFRTN_72024 | -13024 | commformに設定した値が間違っています。 |
DCMCFRTN_72025 | -13025 | actionに設定したセグメント種別(DCMCFFRSTまたはDCMCFSEG)の値が間違っています。 |
DCMCFRTN_72036 | -13036 | inbuflengの指定値が不足しています。バッファ形式1の場合は9バイト以上,バッファ形式2の場合は5バイト以上の領域を確保してください。 |
上記以外 | − | プログラムの破壊などによる,予期しないエラーが発生しました。 |
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