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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP編


自システムの通信管理プログラム(XNF/AS)と関連づける内容

相手システムとの接続時に使用したい機能によって,使用する通信管理プログラムは次のとおり異なります。

通信管理プログラムの詳細については,マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」およびマニュアル「通信管理 XNF/AS 構成定義編」を参照してください。

どの通信管理プログラムの機能を使用する場合でも,コネクション定義(mcftalccn)で指定する定義の内容と,XNF/ASのシステム定義時に指定する定義の内容とを関連づける必要があります。関連づける必要のある項目を次に示します。

注※

例えば,次の図に示すように三つのmcftalccnコマンドを定義した場合は,Tセレクタ値の種類数である2をXNF/ASの通信構成定義と関連づけます。

[図データ]

関連づける項目は,使用する機能によって異なります。使用する機能別に,次に示します。

〈このページの構成〉

OSI拡張機能を使用する場合

OSI拡張機能を使用する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。

表6‒4 OSI拡張機能を使用する場合のXNF/ASの定義との関連づけ

項番

TP1/NET/OSI-TPでの定義内容

XNF/ASでの定義内容

コマンド

内容

定義文

オペランド

1

mcftalccn

コネクション数(定義数)

configuration

max_OSI_association

max_TPTCP_connection

2

Tセレクタ値の種類数(-nオプションのTセレクタ値)

max_TSAP

3

仮想スロット番号(-zオプションのslotオペランド)

TPTCP_define

VASS

自局IPアドレス指定機能を使用する場合

自局IPアドレス指定機能を使用する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。

表6‒5 自局IPアドレス指定機能を使用する場合のXNF/ASの定義との関連づけ

項番

TP1/NET/OSI-TPでの定義内容

XNF/ASでの定義内容

コマンド

内容

定義文

オペランド

1

mcftalccn

コネクション数(定義数)

configuration

max_OSI_association

max_TPTCP_connection

2

Tセレクタ値の種類数(-nオプションのTセレクタ値)

max_TSAP

3

仮想スロット番号(-zオプションのslotオペランド)

TPTCP_slot

VASS

OSI拡張高信頼化機能を使用する場合

OSI拡張高信頼化機能を使用する場合は,次の表に示すとおりに定義を関連づけてください。

表6‒6 OSI拡張高信頼化機能を使用する場合のXNF/ASの定義との関連づけ

項番

TP1/NET/OSI-TPでの定義内容

XNF/ASでの定義内容

コマンド

内容

定義文

オペランド

1

mcftalccn

コネクション数(定義数)

configuration

max_OSI_association

max_TPTCP_connection

2

Tセレクタ値の種類数(-nオプションのTセレクタ値)

max_TSAP

3

仮想スロット番号(-zオプションのslotオペランド)

TPTCP_VC

VASS