MCF定義オブジェクトの解析
対応する定義ソースが不明となったMCF定義オブジェクトファイルの内容を知りたい場合に,MCF定義オブジェクトの解析をします。ここでは,MCF定義オブジェクト解析コマンドについて説明します。
形式
mcfostpr -i 〔パス名〕解析対象オブジェクトファイル名
機能
TP1/NET/OSI-TPのプロトコル固有定義オブジェクトファイル(または,これと共通定義を結合したMCF通信構成定義オブジェクトファイル)を解析し,定義ソースの形式で標準出力します。
オプション
●-i 〔パス名〕解析対象オブジェクトファイル名 〜〈1〜8文字の英数字〉
定義オブジェクトが格納されているファイル名を指定します。
出力例
############################################################# MCF communication configuration definition OSI-TP definition ############################################################# OBJECT FILE NAME : xxxxxxxx VV-RR : vv-rr DATE : yyyy-mm-dd hh:mm:ss ############################################################# mcftalccn -c = cn01 -p = tp ・ ・ ・ mcftalcle -l = le01 -t = any ・ ・ ・ mcftalced ######################## End Of File ########################
解析結果
定義オブジェクト解析コマンドは,その解析結果を定義ソースの形式で出力します。出力される内容は解析結果であり,記述形式は元の定義ソースの記述形式とは一致しません。定義ソースと定義オブジェクト解析結果の差異を次の表に示します。
項目 |
定義ソース |
定義オブジェクト解析結果 |
---|---|---|
注釈文 |
書き込みできる。 |
出力しない。 |
省略値の扱い |
省略できる。 |
限定公開部分も含めて,省略値を出力する。 |
限定公開部分の表記方法 |
一般公開部分と差異なし。 |
バージョン7での限定公開機能の行の先頭に,"*"を付与する。 |
定義コマンド名とオプションの表記方法 |
1行に表記できる。
|
定義コマンド名を表記後,改行する。また,オプションに"="を付記する。
|
1定義コマンドが複数の行にわたる場合 |
継続記号"\"を付与する。
|
継続記号は出力しない。
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1定義オプションに複数のオペランドを指定する場合 |
複数のオペランドをまとめて二重引用符(")で囲む。
|
個々のオペランドに対してオプションを付記する。
|
その他 |
なし |
|
注意事項
解析対象が不正であった場合は,正常に動作しないことがあります。