C言語のライブラリ関数の一覧
TP1/NET/TCP/IPで使用するC言語のライブラリ関数の一覧について説明します。
C言語のライブラリ関数に対応する機能の一覧を次の表に示します。
なお,UAP作成の詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。その他の関数については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編」を参照してください。
- 〈このページの構成〉
NULLまたはヌル文字列設定時のコーディング例
C言語のライブラリ関数の引数にNULLまたはヌル文字列を設定する場合のコーディング例を示します。
- NULLを設定する場合
char *resv01=NULL; dc_mcf_receive(…, resv01, …);
- ヌル文字列を設定する場合
char resv01[1]="\0"; dc_mcf_receive(…, resv01, …);
- 注
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resv01以外のdc_mcf_receive関数の引数は省略しています。
C言語のライブラリ関数使用時の注意事項
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送受信するメッセージのセグメント長
メッセージを送受信するC言語関数を使用する場合,システム定義,共用メモリ,およびOpenTP1ファイルについて,次の関連する項目を見積もってください。
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システム環境定義の動的共用メモリの最大使用時の総量(dynamic_shmpool_size)
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システムジャーナルサービス定義の最大レコードデータ長(jnl_max_datasize)
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MCFマネジャ定義のユーザサーバのジャーナルバッファの大きさ(mcfmuap -j)
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MCFマネジャ定義の最大セグメント長(mcfmuap -e segsize)
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MCF通信構成定義のジャーナルバッファの大きさ(mcftcomn -j)
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MCF通信構成定義のメッセージ送受信に使用するバッファグループ(mcftalccn -g sndbufまたはrcvbuf)で指定された送受信バッファのバッファ長(mcftbuf -g length)
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MCFで使用する動的共用メモリの総量
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システムジャーナルファイルの総量
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メッセージキューファイルの総量
なお,通信相手システムごとに送受信するセグメント長が異なる場合,MCF通信構成定義で指定する送受信バッファグループは,通信相手システムごとに用意する運用を推奨します。
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