分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
Connector .NET構成定義は,アプリケーション構成ファイル,またはマシン構成ファイルにカスタム構成セクションとして記述します。
カスタム構成セクションの宣言
形式
<configSections> <section name="hitachi.opentp1.connector" type="Hitachi.OpenTP1.Common.Util.ProfileSectionHandler, Hitachi.OpenTP1.Client,Version=7.0.0.0,Culture=neutral, PublicKeyToken=2440cf5f0d80c91c,Custom=null"/> <section name="hitachi.opentp1.client" type="Hitachi.OpenTP1.Common.Util.ProfileSectionHandler, Hitachi.OpenTP1.Client,Version=7.0.0.0,Culture=neutral, PublicKeyToken=2440cf5f0d80c91c,Custom=null"/> </configSections>
説明
カスタム構成セクション宣言の<section>要素は,<configSections>要素の子要素として,各アプリケーション構成ファイルに記述するか,マシン構成ファイルに記述します。マシン構成ファイルに記述した場合,各アプリケーション構成ファイルに記述する必要はありません。
カスタム構成セクション宣言は,必ず<hitachi.opentp1.connector>要素よりも前に記述してください。
構成定義の記述
形式
<hitachi.opentp1.connector> <common> 〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"〕…〕/>〕…〕 </common> 〔〔<profile id="プロファイルID"> 〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"…〕…〕/>〕…〕 </profile>〕…〕 </hitachi.opentp1.connector>
説明
<hitachi.opentp1.connector>要素の子要素として,<common>要素と<profile>要素が記述できます。<profile>要素は複数記述できます。<common>要素または<profile>要素の子要素として,各構成定義要素が記述できます。
<profile>要素が指定されていない,または指定された<profile>要素内に該当する構成定義要素が記述されていない場合は,<common>要素内に記述された構成定義要素が有効になります。この構成定義要素をデフォルトプロファイルと呼びます。
<common>要素内および<profile>要素内に,同じ構成定義要素が記述されている場合は,<profile>要素内の構成定義要素が有効になります。
<common>要素内または一つの<profile>要素内に,複数定義できない構成定義要素が複数定義されている場合は,最後に記述した構成定義要素が有効になります。
なお,必ず記述しなくてはならない構成定義要素が<common>要素内および<profile>要素内に記述されていない場合は,実行時にエラーが発生します。
TP1ConnectionManagerクラスのコンストラクタで,引数にプロファイルIDを指定していない,または空文字列("")を指定した場合は,<common>要素内に記述された構成定義要素が有効になります。TP1ConnectionManagerクラスのコンストラクタで引数にプロファイルIDを指定した場合は,該当する<profile>要素内の構成定義要素が有効になります。
相手先のサーバ別,およびリソース制限別に<profile>要素を記述しておくと便利です。
外部ファイルでの構成定義の記述
形式
<hitachi.opentp1.connector import="絶対パスの外部XMLファイル名"> </hitachi.opentp1.connector>
外部ファイルの形式
<hitachi.opentp1.connector> <common> 〔〔<構成定義要素名 〔〔属性名="属性値"〕…〕/>〕…〕 </common> 〔〔<profile id="プロファイルID"> 〔〔<構成定義要素名 〔〔属性名="属性値"…〕…〕/>〕…〕 </profile>〕…〕 </hitachi.opentp1.connector>
説明
<hitachi.opentp1.connector>要素のimport属性を指定すると,外部ファイルで定義した構成定義を読み込ませることができます。複数のアプリケーションで同じ構成定義を使用したい場合に指定します。
外部ファイルは,カスタム構成セクションの<hitachi.opentp1.connector>要素をルート要素とするXMLファイルで指定します。また,import属性には外部ファイルのパスを絶対パスで指定してください。
注意事項
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