分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引

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1.9.6 サービス要求の最大応答待ち時間の設定方法

WCF連携機能では,サービスを要求してからサービスの応答が返るまでの最大応答待ち時間を設定できます。Hitachi.OpenTP1.ServiceModel.TP1Integration.TP1RpcClientクラスの次のどちらかのプロパティに,最大応答待ち時間を設定したSystem.TimeSpanオブジェクトを設定します。

上記のプロパティに最大応答待ち時間を設定しなかった場合,最大応答待ち時間はWCFのデフォルト値となります。プロパティの詳細については,.NET Frameworkのドキュメントを参照してください。

最大応答待ち時間として設定できる値を次の表に示します。

表1-19 最大応答待ち時間として設定できる値

設定できる値 説明
TimeSpan.MaxValue サービスの応答を受信するまで無限に待ちます。
TimeSpan(0,0,0) Client.NET構成定義の<rpc>要素のwatchTime属性で指定した値に従います。Client.NET構成定義については,マニュアル「TP1/Client for .NET Framework 使用の手引」を参照してください。
TimeSpan(0,0,1)からTimeSpan(0,0,65535) 設定した時間(秒)までサービスの応答を待ちます。1〜65535(秒)まで指定できます。
注※
System.TimeSpanに設定できる時間は,秒だけでなく,日,時間,分,ミリ秒単位でも設定できますが,この値は秒単位で1から65535の範囲内になるように設定してください。