分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引

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1.9.3 WCF連携機能を使用したUAPの開発と実行

WCF連携機能を使用したUAPの開発と実行には,Windows SDKを使用する方法とVisual Studioを使用する方法があります。

<この項の構成>
(1) Windows SDKを使用する場合
(2) Visual Studioを使用する場合

(1) Windows SDKを使用する場合

Windows SDKを使用して,UAPを開発および実行する手順を次に示します。

  1. TP1IntegrationBindingを使用したWCFのクライアントアプリケーションをコーディングします。
    コーディング方法については,「1.9.4 WCFクライアントアプリケーションのコーディング方法」を参照してください。
  2. アプリケーション構成ファイルを作成します。
    WCF連携機能を使用する場合のアプリケーション構成ファイルの設定方法については,「1.9.7 アプリケーション構成ファイルの設定方法」を参照してください。
  3. アプリケーションをビルドします。
    WCF連携機能を使用するには,次のアセンブリの参照が必要です。
    • System.ServiceModel.dll
    • Hitachi.OpenTP1.ServiceModel.TP1Integration.dll
    なお,Hitachi.OpenTP1.ServiceModel.TP1Integration.dllは,次のディレクトリに配置されています。
    〈Connector .NETのインストールディレクトリ〉\bin
  4. アプリケーションを実行します。

(2) Visual Studioを使用する場合

Visual Studioを使用して,UAPを開発および実行する手順を次に示します。

  1. WCF連携機能を使用するプロジェクトを選択し,Visual Studioの[プロジェクト]メニューから[参照の追加]を選択します。
  2. [参照の追加]ダイアログから,コンポーネント名「TP1/Connector for .NET Framework TP1IntegrationBinding」および「System.ServiceModel.dll」選択し,追加します。
  3. TP1IntegrationBindingを使用したWCFのクライアントアプリケーションをコーディングします。
    コーディング方法については,「1.9.4 WCFクライアントアプリケーションのコーディング方法」を参照してください。
  4. アプリケーション構成ファイルを作成します。
    WCF連携機能を使用する場合のアプリケーション構成ファイルの設定方法については,「1.9.7 アプリケーション構成ファイルの設定方法」を参照してください。
  5. Visual Studioの[ビルド]メニューから,[ソリューションのビルド]を選択し,アプリケーションをビルドします。
  6. Visual Studioの[デバッグ]メニューから,[デバッグ開始]を選択し,デバッグを実行します。